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ウクライナ反ロシア政権、ソロス、オバマ、ヒラリーの謀略

ウクライナ反ロシア政権、ソロス、オバマ、ヒラリーの謀略

 

元記事はこちら

https://www.thegatewaypundit.com/2019/04/ukrainian-lawmaker-admits-in-recording-that-government-agency-linked-to-soros-was-helping-hillary-clinton-in-2016-election/

 

抄訳はじめ

 

ウクライナ議員がソロスと繋がりのある政府省庁が2016年大統領選挙でヒラリーを支援していたことを認める

 

前略

 

 ロシア疑惑ジョージ・ソロスによって資金提供されていたグループが公表した文書とともに始まったことが明らかとなってきた。トランプ選挙対策本部に対する反対調査をまとめるために、オバマ政権の駐ウクライナ米国大使館がソロスと関係しているグループが緊密に連携していたことが明らかとなった。

 

ジョージ・ソロス

 

 ジョン・ソロモン(訳注:米国の政治ウェブサイト”ザ・ヒル”に所属するジャーナリスト)の報告によると、ウクライナの裁判所は昨年12月に、ウクライナ国立反汚職事務所による会計元帳の公開は米国の大統領選挙に対して影響を違法に行使しようとしたものであると結論付けた。

 

 ウクライナ議会によって録音されたウクライナ国立反汚職事務所の官僚による「この会計元帳は民主党大統領候補ヒラリー・クリントンの選挙を助けるためであった。」との発言も存在している。

 

中略

 

 エポックタイムズは2019年4月10日に、元トランプ選挙対策本部本部長ポール・マナフォートに対する告発が、ウクライナ国立反汚職事務所の セルヒー・レシェンコとアルテム・シュトゥニクが親ロシアのヴィクトル・ヤヌコヴィッチが大統領だった時代に、マナフォートがウクライナ政府からキックバックを受け取っていたと言う文書を公表したことに端を発していたと報じた。

 

セルヒー・レシェンコ

 

 セルヒー・レシェンコは2017年3月21日にソロスが資金提供しているウクライナ危機メディアセンターにおいてこれらの闇の会計元帳を公開し、マナフォートが総額1,270,000米ドルのキックバックを違法に受け取っていたことを明らかにした。

 

 ウクライナ危機メディアセンターは2014年3月にウクライナ政府とジョージ・ソロスの国際ルネッサンス基金によって設立された。

 

中略

 

 エポックタイムズの報告によれば、レシェンコはこの情報をクリントン選挙対策本部職員のアレクサンドラ・チャルパに提供し、チャルパはこれをヤフーニュースのレポーターであるマイケル・イシコフに提供した。イシコフはトランプチームによるロシアとの共謀があったという趣旨の最初の記事を2016年8月18日にヤフーで公表したのである。これにより、マナフォートはトランプ選挙対策本部の本部長を次の日に辞めざるを得なくなった。

 

アレクサンドラ・チャプラ(右)と彼女の顧問弁護士マイケル・アヴェナッティ(左)

アヴェナッティはカヴァノー連邦最高裁判所判事の上院による承認が行われる前に

カヴァノー氏セクハラ疑惑の偽情報を流布した人物の一人として有名である。

 

マイケル・イシコフ

 

グレン・シンプソン

 

 チャプラはまた、この闇の会計元帳の情報をフュージョンGPSのグレン・シンプソンに渡し、彼はこれらをフュージョンGPS職員のニール・オーに渡し、ニール・オーはこの情報を彼女の夫で司法省職員のブルース・オーに渡したのである。

 

中略

 

 ジョージ・ソロスは、2014年にウクライナ国内で対立が起きる前に、ウクライナで数十億米ドルもの投資を行っており、彼は彼の宿敵であるウラジミール・プーチンと敵対する主要プレイヤーであった。彼のオープンソサイエティファンデイションと共に、彼はキエフの政府(訳注:親ロシアのヤヌコヴィッチ政権)を倒すことを助け、ポロシェンコ新政権(訳注:反ロシア政権)との緊密な繋がりによってウクライナから莫大な利益を得たのである。

 

中略

 

 ウクライナ国立反汚職事務所とオバマ政府はソロスのNGOである反汚職行動センターとウクライナにおいて緊密に連携していたと、ザ・ヒルにおいてジョン・ソロモンが報じていた。

 

 ウクライナの検察官たちが米国から資金提供を受けた4,400,000米ドルの紛失の件で反汚職行動センターを捜査した際、彼らはオバマ政府の職員からこの件から手を引くよう求められたという。

 

 新しい検察長官のユーリ・ルツェンコがオバマ政府の駐ウクライナ大使マリー・ヨヴァノヴィッチに会いに行った時、彼は大使から告発すべきではない人物のリストを提供されて唖然とさせられてと述べている。

 

マリー・ヨヴァノヴィッチ

 

 「ウクライナの検察官に対する言外のメッセージは明確だ。ソロスが贔屓にしているバラク・オバマの後継としてソロスが支援しているヒラリー・クリントンが米国大統領選挙を戦っている最中には反汚職行動センターを標的にするなということだ。」と、ウクライナの政府職員は述べた。

 

 ウクライナの法執行職員がオバマ政府職員、クリントン選挙対策本部、ソロスのNGOおよびウクライナ政府の共謀に関する捜査情報を米国司法省と情報共有しようとしたが、不成功に終わったとソロモンは書いている。国際法律協力局の第一検察副長官であったコスチャンティン・クリュクが、「我々は米国への出張期間中にこの情報を共有しようとした。しかし、米国大使館が、我々が米国政府の旅券を得ることを妨害したのだ。」とソロモンに対して述べている。

 

中略

 

 米国とウクライナの共謀と汚職オバマホワイトハウスにまで行き着くとソロモンは報じている。「資金記録は、ウクライナ天然ガス会社が3,000,000米ドル以上をハンター・バイデンの米国内口座に送金していることを示している。彼はオバマ政権の元副大統領ジョー・バイデンの次男である。バイデン副大統領はオバマ政権のために米国-ウクライナの二国間関係を仕切っていた。バイデンの息子はウクライナ天然ガス会社ブリスマホールディングズの取締役を務めていた。」記録は、バイデン副大統領が2016年3月にウクライナ政府に圧力をかけ、ブリスマホールディングの捜査を監督している検察官を解任するよう求めていた。

 

ジョー・バイデン(左)とハンター・バイデン(右)

 

後略

 

抄訳終わり 

 

これより私見です。

 

 話がかなり複雑になってきていますので、ここでウクライナ発のロシア-トランプ疑惑捏造ラインを整理しておきます。

 

 ウクライナにはかつて親ロシアのヤヌコヴィッチ大統領が政権を担っていました。

 

 このヤヌコヴィッチ政権のためにロビー活動を行っていた二人の米国人がいます。

 

 今回、話題に上っているトランプ選挙対策本部の本部長だったポール・マナフォートとオバマ大統領の上級顧問だったグレッグ・クレイグです。

 

 米国では、外国のエージェントとして活動するには事前に登録することが法律で義務付けられていますが、二人とも未登録でヤヌコヴィッチのためにロビー活動を行っていたために、二人とも告発されているのです。

 

 マナフォートは今回紹介している記事から分かるとおり、2017年にはその疑惑が浮上していましたが、クレイグが告発されたのはつい最近です。

 

 同盟の攻勢がはっきりしてきたのは今年に入ってからなのです。

 

 その後、この記事にも書いてある通り、ソロスの札束攻勢が功を奏して、ウクライナに反ロシアのポロシェンコ政権が誕生しました。

 

 ソロスと結託したポロシェンコ政権は、これまたソロスと繋がりのあるオバマ政権と結託し、オバマの後継にヒラリーを据えるべく、対立候補トランプ潰しの謀略を開始したのです。

 

 まずは次の順序でマナフォートの違法ロビー活動の情報を拡散し、マナフォートを起訴にまで追い込みました。

 

ポロシェンコ政権セルヒー・レシェンコ→ヒラリー選挙対策本部アレクサンドラ・チャルパ→ヤフーニュースマイケル・イシコフおよびフュージョンGPSフュージョンGPSはヒラリー選挙対策本部と民主党本部の代理人を務めるパーキンズ・コーイーによって雇われた反対調査会社でトランプ候補のネガティブ情報を集めていた)共同創業者グレン・シンプソン→フュージョンGPS職員ネリー・オー→司法省職員ブルース・オー→司法省およびFBI

 

 そして、イシコフはロシア-トランプ疑惑という偽ニュースをでっち上げ、スティール文書の著者クリストファー・スティールと共に世界中のこの偽ニュースを拡散したのです。

 

 で、この謀略ラインの黒幕として、もう一人の重要人物が今回浮かび上がってきました。

 

 オバマ政権の副大統領ジョー・バイデンです。彼が自分の息子ハンター・バイデンと共にこのウクライナ謀略ラインを統括していたのです。 

 

 これまでの分析でカバールに主要な三つの謀略ラインが存在することが分かってきました。

 

①    ウクライナライン

②    スパイライン

③    トランプ政権内ライン

 

 ウクライナラインはこの記事で紹介したものです。

 

 スパイラインは英国MI6の元長官リチャード・ディアラブ、MI6の元スパイクリストファー・スティール、MI5のスパイ、クリストファー・アンドリュー、CIAとFBIのスパイ、ステファン・ハルパー、マルタ人の大学教授、ジョセフ・ミスフード、米国在住ベラルーシ人、セルゲイ・ミリアンを主要構成員としています。このラインはスティール文書の作成と拡散を行い、トランプ選挙対策本部のカーター・ペイジとジョー・パパドポウロスを罠にかけ、米軍のマイケル・フリン将軍をも罠にかけました。

 

 トランプ政権ラインは、ペンス副大統領、ポンペオ国務長官ボルトン国家安全保障担当補佐官を主要メンバーとして、米国第一主義者で人のいいトランプさんを騙し、トランプ政権を中東和平の破壊へと邁進させています。

 

 カバールのトップ連中は高度で緻密な戦略を立てるものなのです。

 

 ヒラリーに全てを賭けるという愚かな博打は打ちはしなかったのです。

 

 ヒラリーが負けた場合に備えて、カバールはきっちりと対策を講じていたのです。

 

 ヘンリー・キッシンジャーが2016年5月の時点で既にトランプ候補に近づき、外交指南役の座についています。

https://www.washingtonpost.com/news/post-politics/wp/2016/05/16/donald-trump-to-meet-with-henry-kissinger-gops-foreign-policy-eminence-2/?utm_term=.0f7863714508

 

ヘンリー・キッシンジャー(左)とドナルド・トランプ(右)

 

 また、キリスト教福音派のペンスを政権内に送り込みました。

 

 カバールの巣窟キリスト教福音派を取り込まない限り、大統領選挙で勝てない状況を米国で作り上げたのはまぎれもなくカバールです。

 

 また、自分たちに不都合なトランプ政権高官をトランプに解任させながらポンペオやボルトンを潜入させたのです。

 

 トランプ共和党が正義でヒラリー民主党が悪などという単純な話ではないのです。

 

 こちらのマルタ騎士団のメンバーリストをご覧ください。

https://www.biblebelievers.org.au/kmlst1.htm

 

 ボルゲーゼ家、パラヴィッチーニ家といった黒い貴族の面々に加えて、ビル・クリントンジョー・バイデンといった民主党の人間とブッシュ家、ヘンリー・キッシンジャー、ジョン・ボルトンといった共和党側の人間もメンバーにいることが分かるでしょう。陰謀論のアレックス・ジョーンズでさえカバールの仲間です。

 

 カバールとはこういうものなのです。

 

 あらゆる組織に浸透して分断と対立を煽るのがカバールの常套手段です。

 

 米国内でのカバールの大量逮捕は進展しそうな気配ですが、カバールの悲願、中東でハルマゲドンを起こすというシナリオは着々と進んでいることは覚えておいてください。

 

 これに抗して中東で必死に平和外交を行っているのはプーチン大統領のみです。

 

 彼も、米国の経済制裁のために、次期大統領選挙で勝てるかどうかは不透明になってきています。

 

 プーチン大統領に代わって本国で急速に人気を獲得しつつあるプーチン対立候補の後ろ盾には、ロシアフリーメイソンロッジのグランドマスターがついていることは以前にお知らせした通りです。

 

 もし、プーチンに何かあってこの男がロシア大統領に就任すると、プーチンが築いた中東の光の陣地は一瞬にして闇の陣地に変貌するからくりなのです。

 

 コーランのある章句にはそのことが不気味に予言されています。

 

 カバールは甘い相手ではありません。