希野正幸のインフォブログ

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Qのコントロールが及ばない中東情勢 高まるロシアと米国の対立

Qのコントロールが及ばない中東情勢 高まるロシアと米国の対立

 

 

元記事はこちら

https://www.foxnews.com/world/us-officials-rebut-putin-isis-hostage-claims-fake-news

 

翻訳はじめ

 

米国政府はプーチンによるイスラム国が人質を取っているという主張は偽りであると反論

 

 米国政府はウラディミール・プーチンからのイスラム国がヨーロッパ人と米国人を含む700人近くの人質をシリア国内で拘束しているとの主張を否定した。

 

 米国政府の高官はFOXニュースに対し、この話は偽りであると述べた。

 

 プーチン黒海のリゾート地であるソチで語ったところによると、イスラム国は米国と米国が背後にいる勢力によって支配されている地域で支配を拡大しつつあるとの主張を展開した。

 

 プーチンは「イスラム国のテロリストは最後通牒をつきつけながら、ある要求をつきつけている。毎日10人の人質を撃ち殺すと脅迫している。」

 

 「これは恐るべきことであり、カタストロフだ。」

 

 「その人質の中には米国人もヨーロッパ人もいる。」

 

 プーチンはテロリストがどのような要求をしているかについては言及しなかった。

 

 米国国防総省の報道官であるシーン・ロバートソン司令官はFOXニュースに対し、「先週、デリゾール(訳注:シリアの都市の一つ)近郊の難民キャンプで攻撃があったことは確かである。我々はプーチン大統領が主張するような大人数の人質がいることを示唆するようないかなる情報も得ていない。我々はその主張の正確性に疑いを抱いている。我々はまた、そのキャンプに米国民がいることを把握していない。」

 

 「我々は米国および米国の同盟国がイスラム国によってなされている脅迫の処理を誤っているというロシア側の主張を否定する。そうではなく、米国の同盟諸国は、イスラム国によって以前支配されていた地域の99パーセント以上を解放してきた。」

 

 「我々は引き続き、地域のパートナーと共に、ユーフラテス川中流域に存在するイスラム国の残党を追跡するつもりである。我々の作戦の成功にも関わらず、残りのイスラム国勢力の敗北を確実にするためには、我々のパートナーと共になさなければならないことが数多くある。」

 

 「一方でロシアは、イスラム国による脅迫を処理するための努力をほとんど払わずに、武力勢力の対立をもたらす法や民間人の死傷者やシリア体制が化学兵器を使用したことについて何ら考慮することなく、もっぱらシリア体制を支援する努力に集中してきた。」

 

 米国政府国家情報長官は木曜午後にメディアの報道に対して強く警告を発した。その警告というのは、外国政府によってなされている西側のメディアがプロパガンダに与しているという話は真実ではないというものであった。

 

 「連邦政府の責任は止むことがない。我々はまた、民間機関を必要としている。そして、メディアの報道が、ステップアップし、大きな責任を負うことを必要としている。なぜならば、国民の興味は連邦政府からも民間機関からも回答を要求しているからである。」と米国政府国家情報長官ダン・コーツは首都での会見で述べた。

 

翻訳終わり

  

これより私見です。

 

 中東に対し、プーチン大統領のロシアとトランプ大統領の米国は全く正反対のアプローチを取っています。

 

 まずは、米国の対応をみてみましょう。

 

 米国はイラン核合意の枠組みから離脱し、イランに経済制裁を加え、イランの石油輸出を妨害しようとしています。

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44049878

https://www.asahi.com/articles/ASL8754RVL87ULFA01J.html

 

 米国はシリア政府が化学兵器を使用したと主張し、これに対する措置として、シリアにロケット攻撃を行いました。

https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/16/122000032/041300016/

 

 しかし、一方で、シリアの化学兵器は実は英国MI-6によって実行された、これがアサド政権の仕業だと見せかけるための偽旗作戦であるとの報道がなされています。

https://www.independent.co.uk/news/world/americas/syria-chemical-weapons-virginia-senator-richard-black-uk-mi6-assad-russia-a8529681.html

 

 米国は米国大使館のエルサレムへの移転を強行しました。

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-44121374

 

 エルサレムユダヤ教徒キリスト教徒、イスラム教徒のそれぞれの聖地なのです。

http://tabiburo.com/jerusalem-3religion-5374.html

 

 相対立する三つの宗教が危ういバランスを取っているエルサレムにおいて、このバランスを壊すようなことをすることは、世界規模の宗教戦争の勃発につながりかねない非常に軽率な行為なのです。

 

 米国はパレスチナ難民支援機関への資金援助を打ち切り、パレスチナ難民を苦境に陥れています。

http://www.afpbb.com/articles/-/3188054

 

 米国はキリスト教福音主義者の圧力を受け、トルコに経済制裁を加えました。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34079110R10C18A8000000/

  

 一方、ロシアの中東での動きです。

 

 プーチン大統領は幾度かシリアのアサド大統領と対談し、シリア国内のイスラム国勢力の掃討において協同歩調を取っています。

http://www.afpbb.com/articles/-/3175058

 

 また、イランやトルコとも粘り強く対話を行い、シリアにおけるイスラム国の掃討で協力関係の構築を模索しています。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018090700791&g=isk

 

 また、イスラエルによるパレスチナ自治区への強制入植計画を批判しています。

http://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie/2018/01/13/rosiawai-wu-sheng-isuraerunoparesutinaling-tu-henoru-zhi-di-jian-she-ji-hua-wopi-pan-887630

 

 また、プーチン大統領イスラエルのネタニヤフ首相と何度か会談を行い、粘り強く中東和平を実現すべく動いています。

http://syriaarabspring.info/?p=50822

http://www.trt.net.tr/japanese/shi-jie/2018/10/08/netaniyahuisuraerushou-xiang-toputinlu-da-tong-ling-gajin-kuhui-tan-he-1064061

  

 こうして見ると、対中東政策が米国とロシアで真逆なことがはっきりと分かります。

 

 米国は明らかに中東に混乱と対立をもたらそうとしています。

 

 ロシアは何とか中東に平和をもたらそうと努力しています。

 

 こと中東問題に関しては、トランプ大統領がQグループの言うことを聞かずにカバール側の意見を容れて政策を立案していることが明らかです。

 

 トランプ大統領は、ペンス副大統領ほど信心深くはありませんが、キリスト教福音派です。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/291245.html

 

 トランプ大統領アメリカ最大の宗教勢力キリスト教福音派の圧倒的支持のもとで大統領となりました。

 

 彼が米国大使館をエルサレムに移転したのも、キリスト教福音派に対して約束した公約の一つだったのです。

 

 キリスト教福音派は聖書に記された言葉には一句たりとも間違いがないと信じています。神の千年王国が実現するにはハルマゲドンが起きなければならないと本気で信じています。

https://synodos.jp/international/21819/2

 

 プーチンが中東和平に失敗すれば、中東でハルマゲドン/第三次世界大戦が起こる可能性が非常に高いのです。

 

 中東を巡るロシアと米国との対立の背景には、軍事技術でロシアの後塵を拝しつつある米国の軍事産業複合体の焦りが背景にあります。

http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2018/10/s-300f-35-68ff.html

 

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