米朝会談日程決定、近く発表=板門店が有力―トランプ大統領
【ワシントン時事】トランプ米大統領は4日、6月初旬までに行われる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との米朝首脳会談について、ホワイトハウスで記者団に「日時と開催地が決まった。近く発表する」と述べた。
南北軍事境界線のある板門店が有力候補になっているが、シンガポールなど第三国も候補に挙がっている。
トランプ氏はこれまで、朝鮮半島分断の象徴の地、板門店での開催案について「もし(米朝会談が)うまくいけば、そこでの開催は素晴らしいお祝いになる」と強調。同地での開催に前向きな姿勢を示してきた。ただ、トランプ氏の側近は、中立地のシンガポールなどを推しているとされる。
また、北朝鮮で拘束されている米国人3人について、トランプ氏は「多くのことがすでに起きている。非常に良いことを見ることになるだろう」と述べ、近く解放が発表される可能性を示唆した。
トランプ政権は、3人が解放されれば、米朝首脳会談に向けて北朝鮮側の信頼醸成措置として「善意のしるし」(サンダース大統領報道官)と見なすとしている。