希野正幸のインフォブログ

興味を持った情報を選んで発信しています。

国境で何が起きている? 軍派遣を巡るトランプと民主党の駆け引き

国境で何が起きている? 軍派遣を巡るトランプと民主党の駆け引き

 

 

元記事1はこちら

https://thehill.com/policy/defense/427519-pentagon-to-send-a-few-thousand-more-troops-to-southern-border

 

 国防長官代理のパトリック・シャナハン将軍は火曜日、メキシコ国境に数千人規模の軍隊の増派を行うと発表しました。理由は国境警備に当たる国家安全保障省の要請に応えてのものだとシャナハン将軍は述べています。

  

元記事2はこちら

https://thehill.com/policy/defense/427478-democrats-press-pentagon-officials-on-active-duty-border-deployment

 

 一方で民主党は、昨年10月にメキシコ国境に軍隊が派遣され、今でも駐留し続けていることはおかしいのではないかと議会で噛みついています。

  

 昨年10月には約7,000名の兵士がメキシコ国境に配備されています。そして、トランプ大統領は最終的には15,000人規模の兵士が配備されることもあり得ると述べています。

http://news.livedoor.com/article/detail/15541738/

 

 そして、元記事1のように、更に数千人規模の兵士の増強配備が発表されたわけです。

 

 紛争地帯でもないメキシコ国境にこれだけの兵士が配属されることは極めて異例です。

 

 紛争地帯の米軍兵士の配備数と比べてみましょう。

 

 シリアには約2,000人の米軍兵士が派遣されています。

https://www.bbc.com/japanese/43651158

 

 イラクには約5,000人の米軍兵士が派遣されています。

http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i46189

 

 そして、アフガニスタンには約14,000人の米軍兵士が派遣されています。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018122104696&g=int

 

 これら、イスラム国やタリバンのテロリストが暗躍する紛争地域に匹敵する規模の米軍兵士がメキシコ国境に配備されるというのは極めて異常な事態です。

 

 トランプ大統領あるいは同盟が、メキシコ国境沿いで未だかつてない大規模なテロが起きることを想定しているとしか考えられません。

 

 民主党がメキシコ国境に配備されている軍隊に文句を言い始めたことから、カバールがこの国境の軍隊の配備に苛立っていることは明白です。恐らく、ここに米軍がいると彼らの作戦上非常に邪魔なのでしょう。

 

 同盟側の意図は何なのでしょう?

 

 児童の人身売買や麻薬取引といったCIAの裏ビジネスに対する大規模なガサ入れの予兆なのか?

 

 カバールの画策する大規模テロを封じるための動きなのか?

 

 カバール大量逮捕に関連した動きなのか?

 

 何かと気になる動きです。