闇の勢力が画策する第三次世界大戦／ハルマゲドン　ユダヤ教徒としてのイエズス会

　前回は、ユダヤ人が信仰する神ヤハウェが第一のアルコン、ヤルダバオートと同一視できることをグノーシス文献のヨハネのアポクリフォンと旧約聖書の記述から論証しましたが、今回は、ローマカトリックの忠実な僕のはずのイエズス会が実はユダヤ教徒であり、巧みにキリスト教をユダヤ教化しているというお話です。

　まず、お話しておかなければならないことは、ユダヤ人とは特定の生物学的民族を指す言葉ではなく、ユダヤ教を信じる人々が民族的出自を問わずユダヤ人と呼ばれていたということです。

　中世のスペインおよびポルトガルにおいて、ユダヤ人たちは迫害を受け、キリスト教への改宗を余儀なくされました。このうち、本当にキリスト教に改宗したユダヤ人をコンベルソ、表向きはキリスト教に改宗したふりをしながら、ユダヤ教の信仰を守り通した存在をマラノ、マラーノあるいはマラノスと呼びました。

　イエズス会のメンバーには多くのマラーノがいました。創始者イグナティウス・ロヨラもマラーノだったのです。

　このマラーノに支配された隠れユダヤ教組織イエズス会が徐々にローマカトリックに浸透し、キリスト教をユダヤ教化していったのです。

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