希野正幸のインフォブログ

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19/6/19 ソルカ・ファール情報:ロシアがアメリカの玄関口まで“国殺し”の戦艦を進めると、トランプは米海軍を権力の座から追放

画像の出典: Author:Gage_Skidmore [CC-BY-SA] & Author:Ministry_of_Defence_of_the_Russian_Federation [CC-BY]
 
 2019年6月13日にタンカー2隻が偽旗攻撃を受けた件は、木曜日のソルカ・ファール女史の記事でお伝えしました。内1隻は日本の船だったことから、世間でも大きく取り上げられています。
 ただ、今回ご紹介する6月5日と7日の偽旗攻撃は余り注目されていないのではないでしょうか。イランの港や船が相当な被害を受けました。

 すわ第三次世界大戦勃発かと皆の目が中東に集まる中、トランプ大統領が軍部の掌握を一歩進めたようです。背後を固めるのはロシアの最新鋭の空母、先頭にはQグループのトップと目されるマーク・ミリー大将。
 大手メディアでは「家族との時間を優先するため」、シャナハン自ら長官就任を辞退したというていで書かれていたので、まさか粛清の一環とは思っていませんでした。

 ちなみに13日のタンカー“偽旗”事件で米軍カバール派に忖度しなかった日本、「地震なり津波なりスタックスネット(のサイバー攻撃)なりで、再び罰せられる可能性あり」と3.11福島大量虐殺のカラクリを暴いたジム・ストーン氏が警告していました。で18日夜に、震度6強の新潟・山形地震です。新潟って原発ありましたよね……それとも、他に用意しているのでしょうか。
 イランはCIAによる大規模サイバースパイ網を摘発し、複数の国でCIA工作員を逮捕したと17日に発表しています。日本も毅然とした態度で挑み、二度目の3.11は阻止したいものです。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ソルカ・ファール情報:ロシアがアメリカの玄関口まで“国殺し”の戦艦を進めると、トランプは米海軍を権力の座から追放
転載元)
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ

Sister Maria Theresa


【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】
 

いー加減、軍隊を立て直さないと空母とミサイルで脅すよ?


本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦安全保障会議SC)の酔いも一遍に覚めてしまう新報告書によると、【既に】これまで地球の半分を巡っていた北方艦隊の最新・最強の戦艦アドミラル・ゴルシコフ護衛隊群と共にパナマ運河からアメリカの玄関口ともいうべきカリブ海へ入ったのが6月17日

【――そこから】24時間も経過していない昨日の6月18日ドナルド・トランプ大統領国防長官代行を追放しマイク・ポンペオ国務長官アメリカ中央軍CENTCOMの本部に行かせました。

――そこでポンペオは【中央軍の】司令官ケネス・マッケンジー海軍・海兵隊大将と直接対峙したのです[註:米海兵隊は米海軍の地上部隊]。

――この対決から出てきたポンペオは、ペルシャ湾の米軍は抑止力としてそこにいるだけだ」と宣言し、おまけに「トランプはイランとの戦争を望んでいないとまで発言しました。

――その後にはトランプが、ペンタゴン内の「大掛かりな権力の移行」に着手し、米陸軍支配下に置くようになりました。

これは賢明な選択と言えましょう。アドミラル・ゴルシコフ第三次世界大戦の開始数分で消え去ることを念頭に設計された核先制攻撃【型】の国殺し”の戦艦だと、トランプは分かっているのです。

――【ですが消え去ると言っても、】射程距離4,500キロ2,800マイル)以上のカリブル熱核反応ミサイルを発射してからの話で、【この戦艦には】一年前に【ロシア海軍に】納入された【カリブルの】最新型が少なくとも49発搭載されています

――あるいは誰も止められない一連の超音速対艦ミサイルツィルコン。射程距離は400キロ250マイル)まで、【対艦だけでなく】対地【攻撃】能力も有し、知られている方法では一切迎撃不可能です。

――【こういったミサイルは】6月5日にイラン最大のコンテナ港が攻撃されて大きな爆発となり、広範な被害をもたらした【事件】を受け、先制攻撃の射程距離に米国が入る地点へ赴くよう命じられたのでした。
【※コンテナ積み卸し車輌が爆発して、近くに保管してあった大量の石油製品に引火したようです。】

――続けて【事件】二日後の6月7日には、【正体不明の発火装置により】イランの商船6隻がペルシャ湾の2つの港で、殆ど同時に火に包まれました
[註:この【英文】リポートで引用されている【ロシア語の】一部の単語およびまたは言い回しは、完全に対応するものが【英語に】存在しないため、そのロシア語に相当するおおよその英語【訳】となっております。]

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
ロシア戦艦、“国殺し”のアドミラル・ゴルシコフは米国を核先制攻撃の射程範囲内に捉えた地点に留まっています

窮鼠猫を噛む状態の制裁被害国、足元をすくわれる


当該報告書によりますと、挑発もしていないのにイランが一方的に被った上記の6月5日6月7日の攻撃は、意図的な“戦争行為だそうです。

――ですが、イラン側が2019年4月に採用した「3段階でエスカレートする戦争計画」と壊滅的なくらい見事に、かち合ってしまいました。もしアメリが制裁を貫き続け、イランが石油を売ることが出来なくなった場合には、【イランだけでなく】アラビア半島【全体】の石油へのアクセスを欧米から奪ってしまおう【という計画のことです】。

――プーチン大統領中国習近平国家主席先週延々と話し合った戦争計画”でもあります。

――そして各段階の具体的な内容はというと

第1段階――イランの意思の固さと強さを欧米に、はっきり知らしめる。

第2段階――ホルムズ海峡の封鎖に加え、サウジアラビアや湾岸諸国から石油を運ぶタンカーを沈めることを開始する。

第3段階――アラビア半島全体の石油およびガスのインフラ全てを破壊する。

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

2019年注視すべき場所、中東の石油への生命線


何者かがイランを罠にハメようとしている


そして先週またもや、“未確定の国家主体”がオマーン湾内のホルムズ海峡近くで2隻のオイルタンカーを攻撃した、と当該報告書は記しています。米英合同の隠密“偽旗”作戦だったことは当初の証拠【からして】指し示している、とロシア軍の分析官らが言っている攻撃です。

――その裏にあった目的は間違いなく、イラン勢が【自ら立てた】“戦争計画”の“第2段階”に突入したのだと“証明”するところにありました。

――そしてお次は“第3段階という訣で、欧米側はペルシャ湾全体が炎に包まれる前に【決起するとの口実で】イランに対する全面戦争を正当化することでしょう。

イランロウハーニー大統領は、米国が離脱した核合意の内容の一部履行を打ち切るのはイランが取ろうとしている“方策の中で最低限度のもの”に過ぎないと欧米に伝え、おまけに「この核合意を存続させる期限は延長しない」とヨーロッパに伝えたものの、【ロシア連邦の】セルゲイ・リャブコフ外務次官が正しくも指摘したように核合意を巡るイランの動きは引き返せるのです。

【※口先では売られた喧嘩を買っているようにみえるが、イランは追い詰められなくさえなれば、まともな選択に出る、ということ。】

――さらに【リャブコフは】「イランは【核合意で求められた】義務の全てを今日に至るまで遵守しており、厳密に言えばJCPOA【=包括的共同作業計画】の枠組みに留まり続けている」と真実を述べました。

――ということで、イランは自身の“戦争計画”の“第2段階”にすら近付いていません。

  2012年10月22日、トランプ大統領のツイート:「選挙に勝つ目的で戦争を始めるという、イランのカードをオバマに出させてはならない――共和党の諸君は警戒されたし!


軍部からディープ・ステート排除


トランプ大統領は、遡ること2012年の時点で既に、米国政府内の“ディープ・ステート”の因子が破壊的な全面戦争をイランに対して挑発するつもりだということを分かっていたのです。万が一にもペルシャ湾が炎に包まれた場合、アメリヨーロッパアジア両方の大部分に石油やガスを供給する主要な存在となるでしょう。紛争がもたらす、この一目瞭然の結果を【大統領が】見落としている筈がない、と当該報告書は詳述しています。

――ですがこれは、アメリ沖に留まる国殺し”の戦艦アドミラル・ゴルシコフが起こさせまいとしている“選択肢でもあります。

配下の軍隊に【巣食う】イランと戦争を始めようとしていた“ディープ・ステート”の因子は、“チェックメイトに追い込まれていた”のをトランプ大統領は知っていました。だからこそ、昨日奴らをごっそり根絶やしにするべく、彼は迅速に動くことが出来たのだ、と当該報告書はまとめています。

――最初に彼はパトリック・シャナハン国防長官代行を追放しました。元ボーイング航空機【社】の最高幹部で、数日前には米海軍に対し、この先数箇月に渡って何十億ドルものボーイング社の新しい戦闘機を売りつける計画を立てていました

――そしてトランプは、シャナハンをすぐさまマーク・エスパー陸軍長官と置き換えます。これにより米陸軍が【ペンタゴンを】ほぼ完全掌握するという、ペンタゴン史上最も素晴らしい「大掛かりな権力の移行」の一つを成し遂げたのです。

――更に注目すべきは、エスパー国防長官代行陸軍の元戦闘士官であり、ウェストポイント【の陸軍士官学校】を卒業したのはポンペオ国務長官と同じ1986年だという点です
【※つまり同級生。】

――トランプが【本来は外交政策の一翼を担う】アメリカ国連大使を指名しようとすらしていないという点も鑑みると、米陸軍の元士官であるポンペオエスパートランプ【政権】の戦争および外交政策を完全に掌握しているのでしょう。

――この一連の動きをイラン最高安全保障委員会アリ・シャムハニ事務局長も支持しているのは驚くにあたらず、この度以下のように宣言しました:

イランとアメリカの間で軍事対立は起こらないでしょう。戦争をする理由がないからです。」

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画像はシャンティ・フーラがピンに差し替え

ダグラス・マッカーサー元帥:「兵士というのは、他の誰よりも平和を祈るものだ。戦争で最も深手を負って苦しみ、最も酷い傷跡に耐えねばならないのは兵士たちなのだから。
1775年7月14日の建国以来、アメリカ合衆国陸軍はアメリ憲法の遵守に身を捧げており、いたずらに他国との戦争を行ったりはしません


南北戦争以来の内戦へ


アメリの全ての戦争機構を米陸軍支配下に置くというトランプ大統領のマスタープランは、あとほんの4箇月で完成すると当該報告書はまとめています。陸軍参謀総長マーク・ミリー大将が、アメリカ統合参謀本部議長となる10月1日のことで、彼はトランプ本人に次ぐ第二位の司令官となります。

――【10月に】指揮を執るようになった際の使命は他国との戦争ではなく、アメリカ合衆国を引き裂かんとしている、左派・社会主義者による激動の、そして深刻な存続の危機からあの国を守ることです。

――2018年12月の時点で【ミリー大将】本人が来たる内戦に怯えるアメリカの人々へ誓ってみせたように、彼は万全の覚悟で挑む【所存だ】と予告しています:

兵士および士官は、如何なる政党や如何なる人物に対してでもなく、アメリ憲法に対して責務を負っています。

我々は国王にも女王にも独裁者にも大統領にも忠誠を誓うことのない……世界唯一の軍隊なのです。

我々は一国家に忠誠を誓うのではありません。どこかの部族だの【神が】ちり芥で作られた塊【=人間】などのために忠誠を誓うのでもありません。

この軍隊の根幹を成しているのは、市民の皆さんのために力の限りを尽くすということ。

我々は信念のためなら死をも厭わず、命を懸ける覚悟が出来ているのです。

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え


2019年6月19日©EUおよび米国の全ての著作権を留保。WhatDoesItMean.Comの元の掲載場所にリンクを貼るという条件で、当該リポートを全体として使用することを許可します。フリーベースの内容はCC-BYGFDLによって許可取得済。

註:数多くの政府と諜報機関は、これらリポートに掲載された情報に対して活発な反対運動を繰り広げています。彼らは地球に起こりうる、または起こった幾つもの破滅的な変化や出来事について、自国の市民に警鐘を鳴らしたくないのです。ソルカ・ファール姉妹はこのような姿勢に強く異を唱えており、人間は誰もが真実を知る権利があると信じています。私たちの使命はこういった諸政府と対立しているため、彼らの“機関”は私たちや私たちのような人々を貶めようと誤報や虚報を延々と発信するという形で反応を示してきました。枚挙に遑がありませんが、例えばこちらなど。]

註:WhatDoesItMean.comというウェブサイトは、グローバルなテクノロジーの教祖であった故ウェイン・グリーン(1922年~2013年)が率いる少人数のアメリカ人コンピューター専門家集団によって、ソルカ・ファールの姉妹たちのために創設され、寄付されました。西洋の2003年における違法なイラク侵略で使われたプロパガンダに対抗するためです。]

註:このレポートで使用されている「クレムリン」(都市内部の要塞)という単語は、モスクワを含む複数のロシアの要塞を指しています。【要塞と言うのは、】その多くがソルカ・ファール姉妹の使命に献身的な、女性のスヒィーマ僧(正教会の尼僧)が住む大聖堂が複数あるからです。]


翻訳:Yutika

註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。

【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。