米国がトルコに警告! とりあえず、アレッポとマンビジへの危機は寸止めされる模様
今日もほとんど注目すべきニュースがないですね。
米国では、民主党がトランプ大統領に過去6年分のトランプさんの税金に関する資料の提出を求めたり、ニューヨークタイムズがミュラーチームのある人物から得た情報として、ミュラー報告書が開示されると、バーのサマリー以上にトランプ大統領がダメージを受けると語ったとされる記事などが出回っていますが、こういうのは、税務報告書やミュラー報告書が開示されてきて始めてどうのこうのと議論できるものであり、今は取り扱ってもしょうがないので、今回は紹介しません。
どうせトランプ大統領への嫌がらせだと思いますけどね。
今日ご紹介するのはこの記事になります。
http://www.basnews.com/index.php/en/news/middle-east/512269
トルコに警告を発したポンペオ国務長官
おととい、トルコ軍がクルド人勢力に自軍の兵士を何人か攻撃によって殺されたので、クルド人勢力に攻撃を加え、更なる攻撃を準備しているという記事をご紹介しましたが、それと同時に米国がトルコとF35戦闘機の提供について協議しており、そこで、ポンペオが「トルコがシリア国内のクルド人勢力に一方的に攻撃を加えたらトルコに壊滅的な結果をもたらすだろう。」と警告したそうです。
トルコはしたたかにも兵器市場で現在調達可能な最強の矛(ほこ)、米国のF35戦闘機と最強の盾(たて)、ロシアのS400防空システムの両方を手に入れようという”矛盾(むじゅん)”した交渉をやっている最中でして、この”矛盾”をなんとしても成就したいトルコとしては、米国に強硬な態度は取れないわけで、しばらくは、トルコがシリア国内のクルド人勢力殲滅のために、クルド人勢力の支配地であるアレッポとマンビジに攻め込むことはないだろうという状況になりました。
うーん。エルドアンさん、両方手に入れて何をしようとしてるんですかね?
まあ、米国もロシアも兵器本体に遠隔シャットダウンプログラムを仕込んであるでしょうから、トルコが変なことしようとしたらすぐに動かなくなっちゃうでしょうけどね。