希野正幸のインフォブログ

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アメリカ気象局が5月までに大雨でアメリカの三分の二が洪水で水没し、 2億人が被災する可能性があると発表。

アメリカで始まった新たな大洪水伝説 : 米国立気象局が「今年5月までに国土の3分の2が洪水に見舞われ、2億人が危機にさらされる可能性がある」と発表
In Deep
https://indeep.jp/unprecedented-major-flooding-wll-hit-us-with-200-million-americans-at-risk/

以下は、抜粋

現時点で、ミシシッピ川流域では、すでに「平年の 3倍の降雨量」となっている。

しかし、仮に今回のような大規模な洪水が再び起きることがないとしても、今年のアメリカの食糧生産高は大幅に減少するだろう。今回の洪水では、何千もの農家の人々が、平年の予定通りの植え付けや収穫をすることができなくなっている。

それどころか、今年まったく畑を使うことができない人たちも数多くいる。

そして仮に、先ほど書いたようにアメリカの気象の専門家たちの予測通りに、今後
3ヶ月間に大雨や雪解けによる洪水が繰り返し発生するとした場合、これは、現代アメリカ史の中で、前例のない規模の農業被害となる可能性がある。

そして、現時点(3月20日過ぎ)で、アメリカ中西部の北部では、いまだに「 50センチ以上の雪が積もっている」のだ…。

これについて、WIRED は以下のように報じている。

サウスダコタ州東部とミネソタ州では、いまだに 50センチメートル以上の雪が残っている。

アメリカ中央部のミズーリ州オハイオ州ミシシッピ州では、河川から水を放水しているが、水が下流に流れるには数週間かかる。

その間、緊急事態当局は、地元住民たちに避難計画を立てることを強く奨めており、また、特定の地域では、洪水保険に加入するように呼びかけている。

同じ記事では、以下のように、現在、アメリカの 2億人が危険に直面していると警告している。

アメリカ中西部を荒廃させている記録的な大洪水は、現在さらに深刻化している。

今後数週間のうちに急速に雪が溶け、それと同じような時期に暴風雨が増えると予測されているため、アメリカの各当局は、5月までに、全米 25州で
2億人が危険にさらされると警告している。

現在の洪水被害地域から遠く離れて暮らしているアメリカ人にとっては、何の関係もない話だと思われるかもしれないが、それはやや違う。

今後の 5月までに、ミズーリ川ミシシッピ川に沿って起きると予測されている洪水は、アメリカの過去の洪水記録をすべて上回る範囲で発生するものとなる可能性が高いのだ。アメリカ国立気象局は、「アメリカ合衆国の東半分のほぼすべて、国土面積でいえば、全体の3分の2が洪水の影響を受ける可能性がある」と述べている。

USAトゥディは次のように報じている。

アメリカ国立気象局の副局長、メアリー・エリクソン氏は、記者会見で、今年の春を通じて、アメリカの東半分のほぼすべて、合衆国の国土面積の3分の2近くが洪水に見舞われるはずだと語った。

国立気象局によると、アメリカの約 25州において、「中程度」から「重大」な洪水が発生すると予測されている。

現在起きているアメリカ中西部の洪水は、「これから 5月までの春の期間を通して続く事象の予告編のようなものだと言えるかもしれません」とエリクソン氏は述べている。

そして、以下のように付け加えた。

「今年アメリカで起きる洪水は、過去数年間に経験したものより悪化する可能性があります。 1993年と
2011年に発生した歴史的な洪水よりもさらに悪化する可能性があるのです」

これは、アメリカで起き得る洪水の最悪のシナリオであり、これまでの最悪のシナリオをすべて上回るものとなる可能性が高い。

何千もの農場が破壊されるだろう。

そして、何十億ドル(何千億~ 1兆円)もの追加的な損害が、私たちの農業産業に与えられるだろう。

食糧生産量は短期間で減少していき、食糧価格は急激に高騰するはずだ。そして、私たちはスーパーで、とんでもない価格の食糧品と向かい合うことになるのかもしれない。

現在までに起きている洪水により、アメリカの農家は、すでに数百万ブッシェルの小麦、トウモロコシ、および大豆を失っている。


なお、ウェザーチャンネルは、今後、特に危険だと考えられる州と地域を記事で掲載している。それは以下の通りとなるが、あなたがたの中で、以下に記載のある地域に住んでおられる方の場合は、事態が予想以上に極めて悪くなる可能性も考慮し、速やかに緊急事態計画を準備しておく必要があるだろう。

NOAA (アメリカ海洋大気庁)によると、今後、中規模から大規模洪水のリスクが最も高い地域は、ミシシッピ川上流周辺、ミシシッピ川北部、五大湖ミズーリ川東部、オハイオ下流域、
カンバーランド川下流域とテネシー川流域となる。

今、私たちの地球は変化しており、気象パターンはより激しくなっている。

これは「ノアの大洪水」ではないか。
アメリカ海洋大気庁はNOAAだから。