希野正幸のインフォブログ

興味を持った情報を選んで発信しています。

国際情勢戦線異状なし しかしサウジ関係で若干動きあり

 こういう日もあるんですよね~

 

 いろいろ海外ニュースを物色してみましたがお知らせするようなものがありません。

 

 ISの完全制圧にはまだ至っていません。

 

 ロシア、中国に目立った動きはありません。

 

失脚の動きが見え始めた”殺人王子”モハメド・ビン・サルマン皇太子

 

 サウジアラビア情勢には若干動きありです。

 

 サウジアラビアでは盤石だったディープステートに対抗する勢力が現れて来たようで、その攻防が記事に現れるようになりました。

https://www.al-monitor.com/pulse/originals/2019/03/saudi-investment-fund-hires-pr-firm-distance-crown-prince.html

 

https://www.dailymail.co.uk/news/article-6822053/Saudi-Arabias-crown-prince-stripped-powers-King-Salman.html

 

 ディープステートリヤド王朝の盟主サルマン国王が、自分たちから距離を置き始めた米国の動きに危機を感じたのか、カショギ氏殺害に関わった皇太子のトカゲのしっぽ切りに動き出しました。

 

 外交オンチで中東情勢ではポンペオとボルトンの言いなりのトランプさんですが、議会がリヤド王朝主導のイエメン戦争への米国の関与を止めるようトランプ政権に圧力をかけてきています。

https://www.theguardian.com/us-news/2019/feb/13/us-congress-house-yemen-war-trump-saudi-arabia

 

 リヤド王朝にはこれがこたえているようです。

 

 徐々に同盟による石油米ドル一極支配体制の弱体化政策が功を奏してきました。

 

 中国、ロシア、リビヤ、イラク、イラン、ベネズエラなどが自国通貨やユーロや仮想通貨などで自国の豊富な石油の取引を仕掛けて米国とサウジアラビアが組んだ石油米ドルの一極支配に挑んできたわけです。

 

 ですから、リビヤのカダフィイラクフセインは殺されたし、中国、ロシア、イラン、ベネズエラは今、露骨な米国の経済制裁を受けているわけです。

 

 米国第一主義のトランプ大統領にとっては、この経済制裁は米国が一番でいるには都合がいいわけで、外交問題に関しては米国カバールとトランプ大統領の思惑が一致することが多いのです。

 

 トランプさんは念願の国境の壁建設に向けて拒否権を発動しましたが、これを議会の議員2/3以上の賛成でこの拒否権を覆されたら壁の建設が覆されます。

 

 このキャスティングボードを握っているのがマコネル上院院内総務です。

 

 トランプさんは壁建設のためにはサウジから手を引けというマコネルの要求を飲まざるを得ないでしょう。

 

 マティスやセッションズは政府の人間なので切り捨てられましたが、行政府と対等の権限を持つ上院の長はさしものトランプさんも切ることはできません。

 

 交渉するしか手がないのです。

  

 あとは、ミュラーの最終報告書待ちですね。

 

 この報告書にヒラリー-ロシアの共謀関係が触れられていれば米国カバールの大量逮捕がぐっと実現に近づくことになると思います。

  

 今日はこんなところです。