トランプ大統領の国家非常事態宣言にさっそくいろいろと反応がありました
懲りない二人 国境の壁の天敵 チャック・シューマー上院少数党院内総務(左)とナンシー・ペロシ下院議長(右)
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さっそく、リベラル系団体からトランプ大統領の国家非常事態宣言は違憲だと訴訟を起こされました。
トランプ大統領側の予想どおりの展開です。
じつは、大統領による国家非常事態宣言発令は今回で32回目なのです。
https://edition.cnn.com/2019/01/07/politics/trump-wall-active-national-emergency/index.html
このリンクに飛んでグラフを見て欲しいのですが、クリントン、子ブッシュ、オバマといったカバール大統領のお歴々が軒並み国家非常事態宣言を発していてその多くが今も発令中なのです。
ですから、法廷闘争ではカバール側になぜ、カバール大統領の発した国家非常事態宣言が合憲でトランプ大統領の発した国家非常事態宣言が違憲なのかを説明しなければならないような状態に陥らせれば、勝ちは見えています。
この戦法は、議会で不承認決議案が提出された場合にも有効でしょう。
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こちらは議員が大統領府と司法省の高官に、大統領に国家非常事態宣言を許したその法的根拠を証言するよう求めたというものです。
この辺りはこんな感じで返答しておけばよいのではないでしょうか?
「同じく議員から、FBIが内部情報通報者保護法に反して、クリントン財団関連の内部通報者の自宅を家宅捜査した件について、説明を求められていたところであるが、諸事情でまだ回答できていないので、こちらの準備が整い、真摯に回答した後に対応に当たりたい。」
こうして対外的に話をしておいて、トランプ大統領はバー新司法長官を通じて、FBIに対し、この間の家宅捜査騒ぎについてしっかり回答するように命令すればよいのです。こちらを回答せずに、今回の案件を先に回答するような恣意的なことはまかりならん。順々に事に当たるように命令すればよいのです。
こうすると、向こうは急激にトーンダウンしてしまうはずです。
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こちらはペロシ下院議長が共和党支持基盤の州で、トランプ大統領の国家非常事態宣言で予算を吸い取られそうなプロジェクトをリストアップして地元関係者に配布し、共和党内の分裂工作を行っているというものです。
これはペロシさんうまいこと考えましたね。
違憲闘争では勝ち目がないと見たのか、こっちで来ましたか。
これはなかなか直接的な手立てはないですね。
まあ、こういう場合は結構いやらしいですが、ペロシさんの地元は幸いにして国境があるカリフォルニア州なので、こんなのはどうでしょう?
トランプ寄りのFOXあたりを利用して、国境沿いでどれだけ不法移民による犯罪が起こっているかを示すデータを報道させるというものです。
こんな感じのがカリフォルニアではないですが、出ています。
https://dailycaller.com/2019/02/15/border-mexico-national-emergency/
アリゾナ州の国境沿いの牧場主さんの談話ですが、自分の所有地が麻薬密輸業者の通り道になっていて国境警備員が奴らに銃で撃たれたり、大きな石で攻撃されたりしていると語っています。
ペロシさんのやり方も露骨なので、トランプさん側もペロシの選挙地盤のサンフランシスコでいかに不法移民による犯罪が頻発しているかを報じればよいのです。実は、サンフランシスコは不法移民を保護しているのですが、これが原因で不法移民の犯罪が放置されているようなニュアンスをあまり露骨にならないように記事なりニュースなりで出せばよいのです。
実際サンフランシスコではこんなことが起きているのです。
https://newsphere.jp/world-report/20150708-2/
まあ、国会議員が一番弱いのが地元の有権者なのです。万が一、地元有権者から不法移民の犯罪まかりならんという声が上がってくればペロシさんはもう、国境の壁の建設を妨害するような発言はできなくなります。落選したらただの人ですからね。