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福島第1原発4号機の海側にある貯蔵タンクの汚染水約300トンが、漏れ出していた! ~タンクの水位は2年余りで約1.7mの低下~

画像の出典: Author:IAEA_Imagebank [CC BY-SA] & pixabay [CC0]
 
竹下雅敏氏からの情報です。
 福島第1原発4号機の海側にある貯蔵タンクの汚染水約300トンが、漏れ出していたとのことです。“タンクの水位は2年余りで約1.7m低下していた”ということですが、普通、タンクの水位が低下していれば、それだけで水漏れがあるとわかるのではないでしょうか。
 東電の根性の悪さと、この言い訳の不自然さを考えると、タンクから漏れた汚染水が配管を通って4号機のタービン建屋に流れ込んだのではなく、流していたのではないかと疑いたくなります。というのも、以前から東電は、タンクにいっぱいになった汚染水は海に流すしかない、というようなことを言っていたと思うからです。
 “続きはこちらから”をご覧になると、21日の午後に作業員が意識不明になり、同日死亡したとのことです。ツイートの写真を見ると、フクイチはかなり怪しい状況に見えます。ひょっとしたら、地下に沈み込んだ核燃料が再臨界しているのではないかと思えるような状況です。
 特定秘密保護法が成立してから、原発で何が起こっているのか、まったくわからなくなってしまいました。何かが起こっていても大本営発表ばかりなので、こうした事故から状況を推測するよりありません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【アンダーコントロール】東電「福一汚染水300トンお漏らししてたけど、2年間全然気付かなかったわ~」
引用元)
(前略)
福島第一原子力発電所の海側にあるタンクに貯蔵されていた放射性物質を含む、いわゆる汚染水が2年余り前から漏れ出していたことが判明しました。
(中略)
東京電力によると、1月10日に福島第1原発4号機の海側にある、配管などが通る地下のトンネル、トレンチで水たまりが見つかりました。調査の結果、近くにある復水貯蔵タンクの水位が2017年11月頃から下がっており、合せて約300トンが漏れ出していたとのこと。

タンクから盛れた汚染水は配管を通って4号機のタービン建屋に流れ込んだと見られています。タンクの水位は2年余りで約1.7m低下していたものの、1日4回の計測では変動が小さかったため、これまで気付かなかったとしています。
(中略)
果たしてお漏らしがあったのはこのタンクだけなのでしょうか?