光るプーチンの中東和平努力 宗教絡みで揉める米国とイランを仲裁へ
光るプーチンの中東和平努力 宗教絡みで揉める米国とイランを仲裁へ
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抄訳はじめ
スクープ:ロシアはイランのシリアからの撤退を引き替えにイランへの制裁軽減を提案
イスラエルのネタニヤフ首相は、非公開の聴聞会の席でロシアが最近になって、イスラエルと米国に対し、イランがいくつかの米国の制裁を軽減する見返りとしてイラン軍と代理人をシリアから撤退させることを提案したと語った。
イラン勢力のシリアでの縮小はイスラエルにとっての大きな関心事である。しかし、ロシアの今までの立ち位置は、少なくとも公には、イランのシリアへの駐留はアサド政権がイランを招き入れたのであるから正当であるというものであった。我々がロシアがイランの撤退へと考えを変えたのを聞いたのはこれが初めてだ。それで彼らは、これを米国の制裁とリンクさせている。
ネタニヤフの声明はイスラエル議会の外交及び安全保障委員会の聴聞会の中でもたらされたものである。
中略
議員たちは、ネタニヤフはプーチンとの会談を好意的に語っていたと述べた。そして、ネタニヤフは、ロシアが、独自にイランをシリアから追い出すことは出来ない。また、他の世界的パワーによる支援が必要だと述べたと語った。
聴聞会に出席した議会のメンバーによると、ネタニヤフは、ロシアと米国がイランのシリアにおける影響力を限定することを、イランへの制裁の軽減についてのロシアからの提案を含めて討議していたと述べた。
後略
抄訳終わり
これより私見です。
パリでプーチンさんとトランプさんが、ひょっとしたら習近平さんも一緒にどこかで会っていたことは間違いないところですが、その時の会談の内容の一部がプーチンさんと会ったネタニヤフイスラエル首相の口から漏れてきました。
プーチンさんはトランプさんに、イランがシリアから撤退する代わりに米国のイランに対する制裁を軽減するよう求めたとのことです。
プーチンさんはトルコのエルドアン大統領、イスラエルのネタニヤフ首相、シリアのアサド大統領、イランのロウハニ大統領とは何度も会談を重ねています。
例えば、9月にはプーチンロシア大統領、エルドアントルコ大統領、ロウハニイラン大統領がシリアの和平に関してイランで話し合っています。
なぜか、パレスチナ自治政府だけは習近平さん担当のようで、習近平さんがよくパレスチナ自治政府のアッバス議長と会っています。
http://www.xinhuanet.com/english/2018-11/20/c_137620152.htm
ですから、プーチンさんがイランへの根回しを済ました上で、トランプさんにこの提案を持ちかけたはずです。
つまり、イランは既にこのプーチンさんの提案を受諾しているはずです。
無宗教主義のソ連のKGBで頭角を現したプーチンさんはユダヤ教、イスラム教スンニ派、イスラム教シーア派、キリスト教が複雑に絡み合って対立している中東和平を進める最適任者と言えます。
一方、キリスト教の最過激派といえる福音主義者の支持を得なければ大統領になれない米国のトランプ大統領は、当選のためにはガチガチの福音主義者ペンスを副大統領に据えざるを得なかったわけで、イスラム教法学者が政治を取り仕切る宗教国家イランにやすやすと良い顔を見せることはできないのです。
そしてここにきて、プーチンさんは米国もイランも振り上げた拳を下ろしやすい提案を双方に持ちかけ、イランは既に合意しているとみてよいでしょう。
ハルマゲドンの到来を求めて止まない福音主義者が支配する米国とジハード(聖戦)を教義に持つイスラム教国家のイラン・・・。
この長年対立する大国の仲直りをリアリストにして本質主義者のプーチンさんが実現できなければ、カバールが画策する第三次世界大戦が中東で起きてしまう可能性が高まります。
あとは、トランプ大統領の米国がこの提案を受け入れるかどうかです。
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