同盟基盤固め着々 ウィティカ司法長官代理指名の法的正当性を明示
同盟基盤固め着々 ウィティカ司法長官代理指名の法的正当性を明示
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抄訳はじめ
「ウィティカ司法長官代理は法的にも実際上でも身を引く必要はない。」グラハムが言明
民主党議員トップからの度重なる圧力に関わらず、マシュー・ウィティカ司法長官代理がロバート・ミュラー特別検察官のロシア関連の捜査を監督することから身を引く理由が見当たらないと、サウスカロライナ州選出の共和党上院議員リンゼイ・グラハムは、米国議会での木曜日のウィティカとの会談の後にFOXニュースに対して特別に語ってくれた。
トランプ大統領は先週、解任された前司法長官ジェフ・セッションズの代わりにウィティカを指名した。彼が以前、署名記事でミュラーは彼の法的権限を危険水域まで越えていると主張したにも関わらず、否、恐らくはそれゆえにである。
「彼は彼が法的にも実際上も彼が身を引く理由を持ち合わせていないと信じていたよ。」と、グラハムはFOXニュースに語った。「彼が身を引かなければならない理由が見いだせない。私は彼が今の職務に就くバックグラウンドを持っているし、過去の判例からもそうだ。」
「ミュラーの捜査結果が来た時、私は彼がそれをプロフェショナルに扱うと確信している。」とグラハムは言葉を継いだ。僕はこう言ったんだ。「命令系統というものがある。通常の法令というものがある。特別検察官をどう扱うかというね。私は君が通常の法令に基づいて法が要求する以外のことを一切行わないだろうと確信している。」とね。
中略
話は変わるが、司法省の法律顧問は水曜日、トランプのウィティカの司法長官代理としての任命を擁護する意見を表明した。
ウィティカの任命の差し止めを求める民事訴訟において、メリーランド州の司法長官ブライアン・フロッシュは司法副長官のロッド・ローゼンスタインが司法省の法令の下では司法長官代理の役割を担うべきだと主張した。フロッシュはまた、ウィティカの任命は米国憲法の任命条項を犯しているとも述べた。この条項はウィティカのような上級職員を任命するには、大統領はあらかじめ上院からの助言と同意を得なければならないという権限を上院に与えているとのことである。
しかし、司法省の法律顧問の意見としては、大統領によるセッションズに代わるウィティカの一時的任命はもう一つの法令、連邦空位状態是正法(VRA)1998と同様に米国憲法にも矛盾していないと反論した。
このVRAは大統領が、セッションズのような辞任した上級レベルの幹部の代替として、司法省でこの交代までの間の少なくとも90日間以上奉職していた他の高級幹部あるいは職員を任命することを可能とするものである。
民主党および18の州の司法長官はウィティカの任命について声明を発し、彼の過去のロシア関連捜査への敵対的な批判を引用して、彼がロシア関連の捜査の監督から身を引くべきだと主張していた。
抄訳終わり
これより私見です。
まず注目していただきたいのが、カバール側の言い分です。
次の二点に集約されます。
①ロッド・ローゼンスタイン司法副長官を司法長官代理に就任させたい。
②ウィティカにロバート・ミュラー特別検察官のロシア関連捜査を監督させたくない。
彼らはロシア関連疑惑の捜査を自分たちのコントロール下に置き、同盟の好きなようにさせたくはないという本音が見えてきます。
で、彼らの主張はこのような重要幹部の人事は上院の承認を得なければならないの原則論に終始し、説得力に欠けます。
なぜなら、米国大統領にもしものことがあったらただちに副大統領が大統領となるという法律が整備されているように、他の重要閣僚についても同様の法律が整備されているのが当然だからです。
司法省長官が突然いなくなった場合、原則どおりいちいち上院の承認を得てから決めていたのであれば、司法行政に大幅な空白期間が生じることになるのですから、ただちに交代要員が補充されるような法律が米国のような歴史ある法治国家で整備されていないはずはありません。
それが上記のVRAなわけです。
ですから、法律面から見て、トランプ大統領が緊急案件としてウィティカさんを司法長官代理に任命したのは全くの正当なことであり、法律の文面からも司法副長官が司法長官代理に自動昇格するとは一言も書かれていません。
私が以前のブログ記事でお知らせした通り、セッションズ前司法長官が州レベルの判決で行政差し止め命令を発せられないように通達を出してしまっていますので、カバールは連邦裁判所レベルで差し止め命令を勝ち取らなければならない状況です。
https://ameblo.jp/former-spiritual-light/entry-12405545109.html?frm=theme
しかし、連邦裁判所の判事レベルからは一切このトランプさんの任命に異議が出てきていません。
ですから、カバールが連邦裁判所レベルで行政差し止め訴訟を起こしても即座に棄却されて終わりです。
これで、ウィティカさんがローゼンスタインとミュラーの上司となり、ロシア関連疑惑の捜査ににらみ効かすのが確定しました。
以前のブログ記事でお知らせした通り、ウィティカさんはセッションズさんに比べてカバールに対してずっとタカ派です。
https://ameblo.jp/former-spiritual-light/entry-12417845319.html
もう、カバールもロシア関連疑惑でインチキはできない状況に追い込まれたとみてよいでしょう。
正式な司法長官が今度の上院開会期間中に承認されるまでの間に、同盟は一気に勝負に出るかもしれませんね!
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