希野正幸のインフォブログ

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☆★☆ コズミック・ディスクロージャー ★ピート・ピーターソン:先進技術トレーニングパート1★ ☆。・:*:・゚

Octover 12, 2018

◎ David Wilcock : ピート・ピーターソンをお迎えしてます。

今日は、何が若い頃の彼に影響を与えて、後に信じられないような科学的知識を得させることになったかを、掘り下げていきたいと思います。

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どんな話題をふっても、ピートはいつも驚くほど技術的に詳細を語ってくれるように思います。
それはほとんどの人々がこれまで話して来たことを超越した、ずっと先を行くお話です。

ではピート、再び番組にようこそ。

★ Pete Peterson : どうもありがとう。

◎ David : 過去に私達は、貴方の仕事について話してきました。
それは、機密レベルが高く、区分化されたプログラムであったようです。

そして、政府によって運営されていて、貴方はそれをホワイト・スター・ランチと呼んでいました。
更に貴方の話では、彼らは貴方をとても先進的で長期に亘(わた)る教育プログラムを通じて、緩く監督するだけだったと言います。

★ Pete : その通り。

◎ David : また、カメラが回っていないところで貴方から聞いたことですが、貴方は超がつくほどの有名人とも一緒に働く機会があったそうですね。
この教育課程、もとい教育促進プログラムを通じて。

★ Pete : もちろん。

◎ David : では先ず、貴方が一緒に仕事をして来た有名人達の中で、初期の頃の人の名前を挙げてもらえますか?
それを聞いて、私達がその情報を検証して裏づけが取れるような人が良いです。

★ Pete : まあ、何人かは、秘教科学の分野とか数学などの世界では、とてもよく知られた人々だね。

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ビジネスの世界で有名な人々もいたが……彼らの実像は一般に知られている姿とは違っていたね。

どう違うのかは、これから話を進めていくうちに説明するよ。

◎ David : オーケー。

★ Pete : 彼らの何人かは、今日、それぞれの分野で有名になった人物だ。
そして、当時は皆駆け出しだった。

私が一緒に共同研究を進めたうちの何人かは、このプログラムの研究生仲間でもあったんだ。
そして、ホワイト・スター・ランチというのは、調整役みたいなものさ。

このプログラムはとても機密レベルが高くてね……実際には、誰が上で指揮しているのか全く知ることはできなかった。
誰が運営しているのか。

それは、ホワイト・スター・ランチではなかったんだよ。
全てのホワイト・スター・ランチはただ書類の事務処理や、蔵書の管理や記帳、研究生の送り迎えをする為だけに置かれていたんだ。

そして、私は、次はどこどこへ行って研究するように、とか、次は誰それと一緒に研究をするように、などと指示を受けていたんだが、彼らはただ封筒を渡しているだけのような感じだったよ。
だから、彼らはあまり……これは最高機密のプログラムだったからね。

とても、区分化されていたんだ。

◎ David : 貴方は当初から、それが最高機密だと気づいていたんですか?

★ Pete : 知っていたとも……私の最初のブリーフィングの所為(せい)で、その後数年間私は恐怖に震えていたよ。

◎ David : 本当に?
ブリーフィングで、どんな怖いことを言われたんです?

★ Pete : まあ、私が口を開いて何か秘密を口にしたら、即刻クビされるという事実だよ……永久に!
それは、はっきり言われたな。

そして、時々、そうして退場させられていく人々がいたよ。
プログラムにいたはずの誰かがある日を境に姿を消し、そのプログラムでも、他のプログラムでもその後一切姿を見かけなくなった。

◎ David : むむ。

★ Pete : それでだね……ほら、湾岸戦争の頃に、F-117が一般に紹介されただろう。
ステルス攻撃機の。

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それで、皆んな「おー、凄い!」となって。

彼らは、我々にあんな進歩したものがあるなんて知らなかった。
「何て素晴らしい航空機だ。驚くべき性能だ。」とかなんとか。

ああいったもののほとんどは、それまで20年間、タンスの肥やしになっていたものなんだ。

◎ David : ええ。

★ Pete : ははは(笑)。
つまり、あれは……とても古い物だったんだよ。

それでも、誰も聞いたことすらなかったんだ。

◎ David : さて、ピート……政府が隠し事をしているなんて信じないという人々の為に、私がよく使う例の一つが、マンハッタン計画なんです。

★ Pete : おー、もちろん。

◎ David : 13万人もの人々が、何年にも亘(わた)って働いていたことは、公文書に記録されています。
そのほとんどが、自分が何の為の仕事をしているのかすら分かっていなかったのです。

実際に、原爆が投下されるまで。
場合によっては、原爆が落とされた後でさえです。

★ Pete : そう。

◎ David : だから、これも脅迫による力が働いていたことなのでしょう。
何が行われているか誰かに言えば、命を失うことになると恐れていたのです。

★ Pete : ああ、私も、とても親しかった姉や両親にも話せなかったよ。

◎ David : でも、貴方がこれから教えてくれる名前は、基本的に有名人なんですよね。
それか、少なくとも……

★ Pete : 時代が変わったからね。
彼らの多くは、既に亡くなっているよ。

彼らの本当の功績は僅(わず)かしか世に出ていないが、それでも彼らはとても有名になった。

◎ David : まあでも、貴方も大変だったんじゃないですか?
そういった世間一般に知られた超有名人と一緒に働いていたのに、そのことを一言も口にできなかったなんて。

★ Pete : ま、それが苦にならなかったから、私は選ばれたのかもな。
それに関しては、何てこともなかった。

それよりも、彼らが有名人だと知ることの方が大変だったよ。
もちろん、友達くらいいたが……当時の私は、誰もが認めるオタクだったからね。

ほら、世間知らずの完全なオタクさ。

◎ David : ええ。

★ Pete : だから、女性に料理を作ること以外の役割があることすら知らないような、そんな感じだった。

私はとにかく科学に興味があって、科学に関することをしている時間が大好きだった。
そして、私は才能溢れる科学者達と接触する機会を得た訳だ。

私は、有能な科学者達と研究所に配属された。
そこで私が学んだことは、決して……今でも他では学ぶことができないようなことばかりだよ。

◎ David : さあ、では始めましょう。
誰か、貴方が一緒に研究を進めた人の名前を教えてくれますか?

★ Pete : では、一番古いところから始めるかな。
私が最初に接点を持ったのが、私の師匠の一人でもあるエドウィン・ランド、ポラロイド社の社長だ。

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◎ David : ふむ。

★ Pete : 覚えているよ。
私がそこへ行った時……私は当時13歳で、そこへはダグラスDC-6機で行ったんだ。

それで、どれだけ昔のことか分かるだろう。

◎ David : はは(笑)。
ええ。

★ Pete : 当時は、あれが旅客輸送では最も近代的なものだった。
そして、私が飛行機から降りると、彼が言ったんだ。

「もし、ポラロイド・カメラなんぞの話を期待しているなら、飛行機に戻って家に帰りなさい。」と。

◎ David : ははは(笑)。

★ Pete : 彼は、それを恥じていたんだ。
何故なら、あれは彼の本当の専門分野ではなかったからね。

ポラロイド・カメラは、彼がもっととても新しいものを作ろうとしていた時にできた副産物なんだよ。
彼の本当の専門分野は、人間の視覚と、人間が実際にどうやって物を見ているかということだ。

そして、私は彼が言った最初の教訓を覚えているよ。
彼はこう言った。
「さて、最初のレッスンだ。人間は目で見ているのではないぞ。」と。

それで、私は考えたよ。
「まあ、そうか。目の他にも光を感知する器官があると聞いたことがあるぞ。でも、何で目の話がそんなに大事なのか分からないな。」

それで、後(あと)で判明したのが、我々は確かに目で見てはいるが、それは最初だけで、それから脳がその信号を、所謂(いわゆる)我々が「見る」ものに変換している、ということだったのさ。
例えば、2.5メートル先の壁を見る時……ものを見る為に体の中で最も感度に優れ、最も小さい組織が棒(杆体)の先だな。

目の中には、杆体細胞と錐体細胞があって、この杆体の先が……

◎ David : 網膜の中ですね。
ええ。

★ Pete : ……針の先くらいに小さい訳だ。

そして、彼は言った。
「さて、その直径を測って、目のレンズ(水晶体)の倍率からそれを逆算してみると、2.5メートル先の壁に見える最小の物体は6ミリくらいになる。すると、ゴキブリではなく、テントウムシとか、それくらいの大きさの物体だ。」

◎ David : ふむ。

★ Pete : そして、私は壁を見ると、アリが這っているのが見えた訳だ。
どうして、テントウムシより小さいアリが見えるのか?

そして、彼はこう言う。
「まさに、それこそがここで我々が話すべき本題だ。」

「君が見ているのは、壁を這っているアリではない。本当に見ているのは、過去に何度か見たアリの記憶であって、それを今、壁に見えたものと繋ぎ合わせてアリだと解釈しているんだ。脳はただアリを物体として見ているだけではなく、どれだけの速さで動くか……どんな動きをするかということを見ているのだ。」と。

だから、そういった情報が全て一旦脳で繋ぎ合わされて、それから脳から返答が来て「あー、壁に見えた物体を思い出した。あれはアリだ。」と思う訳だ。

◎ David : ふむ。

★ Pete : そして、それ以降、脳の中で、それはアリとして見えるようになる。
それと同じ動きをするものは、アリだと脳が認識するようになる。

◎ David : マヤ人には、コンキスタドール(征服者)の船がやって来るのが見えなかったという伝説がありますが、このことも関係しているのでしょうか?

★ Pete : 学習されるんだ。
全ての視覚は、学習によって得られるんだよ。

新しい世界と出会う。
新しい世界を知って、何かを見る。

すると、A.物事が違って見えるようになる。
B.それまで見えなかったものが見えるようになる。

それはまるで……私は海兵隊にいた時、たくさんの講習で教官をした。
たくさんのコンバットサバイバル(戦場でのサバイバル)技術の講義をしたんだ。
それは、普通のサバイバルとは大きく異なるよ。

最初に兵士達が来ると……眼前には大きな谷があるんだ。
谷の手前から我々は見ていて、このカリフォルニアのキャンプペンドルトン海兵隊基地では、谷の向こう側はジャングルのようになっている。
だから、眼下には谷が広がっていて、谷を上った向こう側まで見渡せる訳だ。

そこで、こう言われるんだ。
「さて、向こう側の森の中に人影は見えるか?茂みの中や地面に。」

ほら、戦場訓練だから、ね。
敵が隠れていないか分からないと。

◎ David : ええ。
敵の痕跡を見つけようとするんですよね。

★ Pete : ああ、それで見つけようとするのさ。
知りたいのは、あそこに狙撃手がいる、こちらには真っ黒な迷彩服を来たやつが隠れている。
という風に、とても具体的に特定するんだ。

これが、実地訓練の初日だとどうか。
向こうを見ても、何も見えないんだ。

すると、そこで上級曹長か1等軍曹が歩み出て来て、大声で「気をつけ~~~~~い!」と言うんだ。
すると、そこら中、谷の向こう側の森の彼方此方(あちらこちら)から人が出て来る。

◎ David : ははは(笑)。

★ Pete : それで、皆んながどこにいたのか気づくのさ。
でも、その前は何も見えなかったんだ。

そういった講習が終わる頃には、もうそこへ行って見れば、「あそこに狙撃手がいる。あそこに拳銃を持った男がいる。あそこには手榴弾を持ったやつがいる。あそこには……」と言えるようになる。
全て、見えるようになるのさ。

◎ David : ふむ。

★ Pete : 何故なら、一度見たことが、もう頭の中に記録されているからだ。
何が潜んでいるのか。
一人一人が立ち上がって、動きを見せたことによって。

◎ David : 貴方は以前私に、ギリースーツと呼ばれるものについて話してくれたと思うのですが。
あれも、使われていたんですか?

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★ Pete : そこで我々が研究していたものの一つが、ギリースーツさ。

あれは、スコットランドが起源だ。
かなり昔からある。

最初は、魚網を使っていたんだ。
服の上から魚網を纏(まと)って、例えば、安全ピンで止めて。

それか、何でもそこらにあるものを使ってさ。
ボタンとか……

◎ David : オーケー。

★ Pete : トグルとか。
そういったもので留めるんだ。

様々な色の縫い糸や、織り糸を垂れ下げて、そこに植物の枝葉を縫いつけてだな。

◎ David : ええ。

★ Pete : すると、ほら、木や幹の一部になったかのように見せることができる訳だ。

現実に垂直なものは、スーツにも垂直につける。
水平なものは、スーツにも水平に。

そうして、木の枝やらなにやらをくっつけておく。
すると、突然、何も知らない者の脳には、その人間の姿が映らなくなるんだ。
何故なら、周囲の景色と全て同じ形状やサイズや傾向を持っているからだね。

◎ David : さて、それでエドウィン・ランドは、人間は本当は目で物を見ているのではなく、ある種の記憶の連想によって、以前に気づいたものを辿り寄せていると言っていたのですね。

★ Pete : だから、その人間の脳のフィルターを通して物を見ているということさ。

◎ David : なるほど。

★ Pete : 目はセンサー(感知器)で……物体の一定の部分や色を拾い上げる。
目の一部は色を感知し、また一部は黒と白を感知する。

その部分は、日が沈むに連れて益々働きを増して、日が昇るに連れて感覚を弱め、機能を減退させる。

◎ David : それを聞いて、私が何を思い出したか分かります?

本当に可笑しいんですよ。
インターネット上のあるビデオのことです。

それを見る前に、こう説明されます。
「バスケットボールを見て、白を着た人達が何回パスを交わすか数えて下さい。」

そして、バスケットボールが回されるのを注意深く観察します。
私自身もやりました。

そして、全然見えていなかったのが、ゴリラの着ぐるみを着た人がとてもゆっくり歩いて、そのシーンに入って来ることです。
そのゴリラが見えていなかったんです。

でも、巻き戻して見ると、「何てこった!こんな所にゴリラがいるじゃないか!」みたいな。

★ Pete : これは……忍者の研究にも、大いに通じることだね。
古武術とか忍術といった。

例えば、君がその場にいる人々を一度も見ていなければ、その人々からも君は見えていないんだ。
多くの人々には、君の姿は見えていない……だから、通りで人にぶつかることがあるんだよ。

そして、誰かにぶつかったことに大変驚くんだ。
何故、そうなるかと言えば、彼らは君を見ていなかったからだ。

◎ David : ふむ。

★ Pete : 若しくは、着ていた服の模様の所為(せい)か。

◎ David : それでは……きっと多くの人が思っているであろうことを言います。
もし、仮に幻覚性のドラッグを服用した時……私達の誰かがやったことがあると言っている訳でないですよ。

ただ、あくまで仮説として私が聞いた話では、幻覚性の麻薬をやると、周辺視野が普通とは違う働き方をするようです。
本当は、そこにないものが見え始めます。

とても、奇妙な体験をしますよね。

★ Pete : まあ一方では、そこにあって前には見えていなかった物が見えることもあるわな。

◎ David : ええ。
だから、これも……幻覚なども……必ずしも全てが幻とは限らないのでは。

★ Pete : 幻覚も、我々の生活の一部だよ。

◎ David : ふむ。

★ Pete : そして、我々はこういったスキル(技能)を磨いて発達させることができる。
とてもうまいカムフラージュ(迷彩)を見破るスキルのようにな。

うまい迷彩でも、軍で通用するのは4~5年の間だけだ。
4~5年前くらいには、マルチカムと呼ばれる迷彩もなかった。

今では、もうマルチカムも旧式になりつつあるが、私はあのオリーブ色と茶色の模様が一番だと思うね。
あれなら、脳が何でも好きなように解釈できるからな。

狭い帯域に絞って、それが見えるように、或いは見えないように目を訓練するのと違って、あれはとても広い帯域を持たせて、目がそれを好きなものに解釈できるようにしてあるんだよ。

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尚且(なおか)つ、実際のものとは違うものに認識するように作ってある。

◎ David : さて、せっかくこのエピソードでは名前を出しているので、もう少しだけエドウィン・ランドのことについて話しましょう……彼とのトレーニングは、どんな性質のものだったんですか?

彼は、貴方に教えてくれたんですよね。
脳が見ているのは……

★ Pete : 目的は、私を訓練することさ。
このグループにおける私のトレーニングの最終目標は、私がどんな問題を持ち込まれても、解決策を思いつけるようになることなんだ。

◎ David : ふむ。

★ Pete : だから、私がトレーニングを受けたのは、電子工学に、光学に、言語学に、力学に、物理学に、まだまだたくさんあるよ。
何でも齧(かじ)っている何でも屋だな。

極めたものも、2、3はあるかな。

◎ David : ふむ。

★ Pete : そして、とても役に立つ経験だったよ。
我々が研究していないことは、世に山とあるんだ。

例えば、ジェームズ・クラーク・マクスウェルがいる。
電磁気学の父だ。

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電磁気学を学んでいて私が気づいたことは、マクスウェルは、私達が研究所使っているような現代的な機器を使わずに、電磁気学の理論を思いついたということさ。
それは、電磁気的視覚、テレビから何まで全ての基礎になっているし、全てのラジオや電磁気的コミュニケーションなどの基礎でもある。

私は、イギリスにある彼の研究所に通っていたんだ。
彼らはマクスウェルの書いた全てのノートやら何やら……ほら、当時は電子コミュニケーション手段はなかったからね……ノートとか手紙とかそういったもの全てを保管していたんだ。

彼らは、世界中を飛び回ってこれら全てを集めたんだ。
そこで私が知ったのは、マクスウェルが思いついた地球を揺るがすような発見のうち、たった10パーセントほどしか世に出されていないということさ。

◎ David : ええ、私も何年も前に、オリヴァー・ヘヴィサイドの研究をしていて、彼の語る様々な独自の数学的表現に出くわしました。
それこそマクスウェルが思いついた「四元数」と呼ばれるもので、それを煮詰めていくと4つの形に表されます。

そして、マクスウェルは、私達がやっている電磁気学の応用において必要なことのほとんどが、この4つの数値で片づけられることを発見していたんです。
それなのに私達は、何故、そこに他の余計なものを持ち込んで台無しにしようとするんでしょう?

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★ Pete : その通り。
それに、多くのことが実用化されていないんだよ。

彼の発見の一つ一つが、電磁気や電磁放射線と同じくらい、人類にとって重要な発明だったんだ。
それなのに、これまでに何一つ実用化されようとしていない。

まあ、彼はあまりに多くの発見ができてしまっただけで、当時は時代が追いつかずに放って置かれたんだろうな。
「おー、これで遠くの人と話ができるようになったぞ。今度は……」と興奮していた時代だ。

そんな訳で……彼の研究所にはたくさんのものが残されていたよ。
だから、私は新しいゼロックスを買って、それがすり減るくらいコピーをとったな(笑)。

それに、本も山のようにどこかに保管してある。
倉庫の中で、カビてボロボロになっていなければな。

立ち戻ってじっくり読み返してみたいところだが、生活に忙しくて一度もできていないな。

◎ David : では、貴方に与えられたこの多くの学問領域に渡る教育には、今、貴方が言ったように、貴方を究極の便利屋にして、彼らが直面するどんな不可解な問題でも、解決できる人間にする目的があったということですね。

★ Pete : まあ、そのうちの一人さ。
私のような道を辿った人間は、何人もいるからね。

恐らく、君らが知っているところでは……パトリック・フラナガン(Patrick Flanagan)が、同じトレーニング・グループにいたよ。
そして、……

◎ David : 1970年代にとても有名になった、ピラミッド・パワーの本を書いた人ですね。

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★ Pete : そうだ。

◎ David : ええ。

★ Pete : 彼が、ソルトレイクに来た時に、一度食事をしたのを覚えているよ。
私が彼がしていた何かについて質問したら、彼はこう言っていた。

「人は、真実なんて知りたくないのさ。皆んなくだらない、彼らにとって刺激的なことか、そうでなければ馴染みのあることにしか興味がないんだ。」
だから、彼は研究所でも、それはそれは本当に素晴らしい業績を残していたよ。

しかし、それは滅多に表に出ることはなかった。
何故なら、それがどれほど素晴らしいものか、分かるだけの教養を持った人間がいなかったからだ。

そして、彼の理論は当時の科学を完全に覆(くつがえ)すものだった。

◎ David : では、貴方が与えられていた教育は、とても普通とは違っていて異端だったようですね。

★ Pete : まあ……私は一定期間、その先生について研修するんだ。
普通は6ヶ月とかそれくらい、その分野で。

それから、その分野の実地の仕事をする期間がまた暫(しばら)くある。

◎ David : オーケー。

★ Pete : すると、また別の所に回される。
だから、ここに3つの研究が進行していたら、1つ目が終わったら2つ目、それから今度は3つ目と異動していくんだ。

すると、経験値も上がり、更に実践的な……現場の知識も身につく。
私もそうやって賢くなっていって、後に自分で実験を考案するようになった。

◎ David : 他にも誰か調べがつきそうな人で、貴方が一緒に研究をした人を例に挙げてもらえますか?

★ Pete : 非常に有名な人がいるよ。
でも、残念なことに、彼は出て来たタイミングが悪かった。

私達はエドと呼んでいたが、本名はイーワート・ボールドウィンだ(EwartBaldwin)。
そして、彼は最初のトランジスタを設計した男だよ。

それから、それが当時彼の先生だったバーディーンとブラッテンと……もう一人の名前を以前は覚えていたんだが……彼らの手柄にされてしまった。
エドは、最初の半導体会社の創業メンバーだ。

それが、確か……

◎ David : 収録前に、貴方はナショナル・セミコンダクター社だと言っていました。

★ Pete : ナショナル・セミコンダクター。
それに彼は……順序は定かではないが、ヒューズ・セミコンダクター(※ヒューズ・エアクラフトの半導体部門)と、リーム・セミコンダクター、R、H、E、E、Mも設立している。

◎ David : オーケー。

★ Pete : 他にも、いくつか。
そして、彼には2人の右腕となる科学者がいて、この期間ずっと彼と一緒に働いていたんだ。

彼が歳をとるに連れて、その2人が独立して会社を起こした。
その会社が開発して有名になったのが……彼らは「ダム端末」と呼ばれる装置を開発していたんだ。

初期のコンピューターは、キー・スイッチで入力していた。
スイッチのON・OFFで「11001011」と設定して「enter」を押す、というようなことを暫(しばら)くの間やっていた。

それから、コンピューターだと自己認識するコンピューターができて、基本的なオペレーティングシステムの概念ができた。
それから、今度はダム端末を使ってコンピューターをプログラムしたり、電話回線を使って、ダム端末から遠隔操作したりできるようになったという訳だ。

「a」と押すと、ダム端末のスクリーンに「a」と表示される。
「b」と押すと、「b」とスクリーンに出る。

そこで「Return」を押すと、ダム端末が「a」と「b」をコンピューター(※インテリジェント端末)に送り、スクリーンからは消える。
それから、コンピューターからダム端末に何か送り返される。

80年代半ばまでは、皆んなそうやっていたんだ。
IBMパソコンと呼んでいてな。

ダム端末があって、それを受けるコンピューターが別個にあって。
そして、DOSと呼ばれる言語でプログラムしていた。

ディスク・オペレーティングシステムというやつだ。
それはデータを受け取って、ディスクに記憶し、またディスクからデータを出して、プロセス(処理)する。

◎ David : ええ、私も90年代の初めに会社で働いていたことがあって、LAN端末を使わなくてはいけなかったんです……

★ Pete : そう。

◎ David : ……LANとは「ローカル・エリア・ネットワーク」です。
全て頭脳中枢の中央コンピューターに繋がっていて、手元のダム端末には、何のコンピューターも入っていなかったんです。

★ Pete : そう。

◎ David : そして、途轍(とてつ)もなく鈍(ノロ)かったです。

★ Pete : それに、途轍(とてつ)もなく大きかった。

◎ David : ええ。

★ Pete : だから、……このエドボールドウィンの右腕だった2人が設立したのが、インテルという会社なんだ。
そして、彼らは個々の構成部品に、一つで纏(まと)めて取って代わるチップを開発した。

ダム端末の中を見てみれば分かるが、今の普通のデスクトップ・コンピューターの10倍のチップが使われていたんだ。
そして、彼らがやったことと言えば、何を入力するか、そして、出力されたものがちゃんと読み込めるように、論理的に順序立てて配置することだ。

◎ David : では、エドボールドウィンは、実際には貴方に何を教えてくれたんですか?
一緒に研究をしていたんですよね。

★ Pete : まあ、彼もまた、ランドが、「カメラの話は止(や)めよう。視覚について話そう。」と言ったのと同じだったさ。

エドボールドウィンは、こう言った。
「量子物理学の話をしよう。」

◎ David : 本当に?

★ Pete : 彼の得意分野は、量子物理学だったんだ。
彼は、それに大きな変革をもたらしたんだ。

そして、誰にもそのことは話していない。
私には話した。

とても、正しくて魅力的な情報を……

◎ David : 何故、彼は誰にも言いたくなかったんでしょう?

★ Pete : まあ、今の時代と同じ理由だな。
何かを口にするやいなや、どこかの誰か自分より頭のいい奴とか、資金力のある奴が出て来て、アイデアをかっさらっていってしまうんだ。

そして、こちらが考えるより早く、特許を押さえてしまう。

◎ David : ふむ。

★ Pete : それか政府だな……政府は全ての特許申請に目を通しているから、最初に好きなものを選べる。
そして、私が知る限り、政府はそのあたりはフェアにやって来たよ。

発明者に連絡して取引を持ちかけたり、もはや秘密でなくなった時には権利を返したりとかな。
それにちゃんと発明に対する対価は、相応(ふさわ)しい金額が支払われるだろう。

◎ David : 私が知りたいのは、エドボールドウィンが量子物理学について、従来とは違う何を発見したかです。
彼の考えのどこが、そんなにユニークだったんですか?

★ Pete : ああ、彼は理論構築の仕方が少し違っていた。
それによって、劇的にその可能性が拡大したんだ。

どんな分野でも何かを知って学んでいくと、アノマリー(異常)に気づく。
彼は、それを解決していったんだ。
あのアノマリーは、何なのか?と。

まあ、量子物理学には、500個はアノマリーがあったかも知れない。
そして、彼は……半導体の理論にも精通していたからね。
だから、量子物理学の視点からだけなく、半導体の理論からもそれを検討できる人だったんだ。

だから、彼にはこういうことが言えた。
「これは是非調べてみたいな。これを利用すれば、そのエネルギーで物体の熱を上げることも下げることもできる。だから、物を冷やすことができるぞ。」

科学ではいつも何かを熱したり、冷やしたりしようとするものだ。
例えば、自動車にも、ラジエーターやオイルクーラーがある。

細管に一定容量のオイルが入っていて、その間を流れる空気でエンジンを冷やしたりとかな。
そして、彼は半導体について、とても不思議なことをいくつか発見したんだ。

例えば、空孔理論を用いたものだ。
普通の原子マトリックスや分子マトリックスの中に穴を作って、電子や陽子の代わりにその穴を動かすんだ。

後々になって、私は電子や陽子は理論上多くのことを可能にしてくれる……とても役に立つ良いものだと気づくようになったが、現実にはほとんど生かされて来ていないな。

◎ David : さて、そこに、一言付け加えさせて下さい。

量子物理学については貴方と以前も話したことがありますが、私も自分でかなり研究して来た分野です。
量子レベルで起きていることとして、人々がほとんど当たり前の前提のように思っていることがあります。

例えば、ある一定の要素が決まった色の光を放つ。
つまり、これらの特定の光線、所謂(いわゆる)「黒体放射」が放たれているということに基づいて、人々は仮説を立てている訳です。

若しくは、「亜原子粒子」と呼んでもいいです。
それを、とても高圧のガスや液体に満たされたガラス箱に放射します。
すると、ガラス箱の中で、くねった曲線を描きます。

そして、その道筋の螺旋(らせん)を計算すると、てもとてもよくできた方程式が作られています。
それでも、まだ誰も実際に何があるのか見たことがある人はいません。

何がどうなっているのか、実際に分かったという人はいないと思います。
貴方も、同意見ですか?

★ Pete : まさしく。

◎ David : オーケー。

★ Pete : ほら、こういうことさ。
これをやる、そして、この結果を得る。

また別のことをやる、そして、また別の結果を得る。
そして、またこれをやると、同じ結果が得られた。

そうやって全てを組み合わせて、仮説を構成する。
そして、その仮説をテストしてみる。

すると、とてもうまくいくことが判明した。
ということさ。

◎ David : 彼の量子力学における新解釈で、どんな凄いことができるようになったんですか?

★ Pete : まあ、その一つだが、私達は中古のゼロックスコピー機を持って来てね……これは後になって、私達が再会して、いくつか協力者として仕事をした、30年とか40年後のことだ。

◎ David : オーケー。

★ Pete : 彼は、人生の晩年を迎えようとしていた。
しかし、彼はとても良いアイデアを持っていたんだ。

私達はゼロックスコピー機を持って来て、それで絶縁シートに、フォトセルをワット単価25セントでプリントできる機器に作り変えたんだ。

◎ David : ふーむ!

★ Pete : 私達はそれで特別な電池、或いは蓄電装置を作った。
まあ、電池と呼ぼう。

本当は少し違うものだったんだが、蓄電できたので電池と呼ぼう。
それは、太陽電池にするにはとてもとても良いものだった。

それから私達は、もっとより良い太陽電池の作り方を学んだんだ。
だから、今では、リン酸鉄リチウムイオン電池で、太陽エネルギーを電気エネルギーに25、6%の効率で変換できるものまである。

実際に製造されるまでには、常に10年とか、6、7年の間が空いてしまう。
ほら、一先(ひとま)ず、現実に人に見せることができる物理的なものと、実際に家庭で使用できるものとの間に。

◎ David : では、明らかに実用的な使い道があったということですね。

★ Pete : とても実践的に応用できた。
そして、彼は3、4年前に亡くなったよ。

◎ David : 本当に良いお話が聞けました。
もっと続きますよ。

では、ありがとう、ピート。
お越しいただいて。

視聴者の皆さんも、ありがとうございます。

 

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