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日米首脳会談であべぴょんは、TAG(物品貿易協定)という新たな2国間の貿易協定交渉の開始を合意したと発表 ~日本政府が国民を欺くために日本語訳を捏造した疑い~

竹下雅敏氏からの情報です。

 先月の日米首脳会談で、あべぴょんは、TAG(物品貿易協定)という新たな2国間の貿易協定交渉の開始を合意したと発表しましたが、誰もTAGという言葉を知りませんでした。
 多くの人が事実上のFTA交渉の始まりで、国民を欺くためにTAGという言葉を持ち出したのだと思いましたが、しんぶん赤旗ではこの件に関して、“日本政府が日本語訳を捏造した疑い”があるとしています。
 “続きはこちらから”では、ハガティ駐米大使が“われわれはTAGという用語を使っていない”と言っています。大使は、“メディア側の造語ではないか”と発言していますが、明らかにメディアではなく、日本政府側の造語です。安倍政権への配慮だと思われます。
 貴乃花の引退騒動はスピン報道であると思いますが、実はモリカケ問題よりも、このFTAの件を隠蔽したかったのではないかと思っています。コメントで貴乃花参院選に立候補することになれば、おそらくこの通りだろうと記しましたが、自民党は正式に出馬要請する構えとのこと。
 かなりわかりやすい政治だと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「TAG」は捏造の疑い
日本政府訳にのみ記載
日米共同声明 首相答弁との矛盾隠す
引用元)
 先月開かれた日米首脳会談で発表した共同声明で日本市場のいっそうの開放に反対する世論を欺くため、日本政府が日本語訳を捏造(ねつぞう)した疑いが出てきました。

 日米首脳会談では、新たな2国間の貿易協定交渉の開始を合意しました。(中略)… 正文には大文字でのTAG(物品貿易協定)という言葉はありません。ところが、外務省が発表した共同声明の日本語訳(仮訳)では、「日米物品貿易協定(TAG)」の交渉を開始するとし、新貿易協定があたかも物品のみの交渉であるかのような表現になっています。
(中略)
東京大学教授・鈴木宣弘さんのコメント
 日米共同声明にTAG(物品貿易協定)という言葉は存在しません。英文の共同声明には「物品とサービスを含むその他の重要な分野についての貿易協定」と書いてあります。物品だけの貿易協定などと言っていません。(中略)… 今まで日米FTA(自由貿易協定)交渉をやらないと説明してきたのに、やることにしてしまったから、日米FTAではないとうそをつくために、無理やり編み出した造語です。非常に悪質です。
(以下略)
 
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配信元)
 
 

 

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ハガティ駐日米国大使単独インタビュー要旨「拉致交渉の環境づくり支える」
引用元)
(前略)
-ニューヨーク会談で日米物品貿易協定(TAG)の交渉開始で合意した

 「われわれはTAGという用語を使っていない。メディア側の造語ではないかと思う。共同声明には物品と同様にサービスを含む主要領域となっている」

-日米にズレがあるのか

 「両首脳が2国間交渉の開始で合意したことが最重要のメッセージだ。われわれはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)などに関する多国間の交渉入りではなく、安全保障や外交上の関係と同様に重要な貿易協定を話し合ってきた。交渉の期限はないが、大統領が忍耐強いわけではない。協定の結果、米国の対日投資が増えるよう期待している」
(以下略)