希野正幸のインフォブログ

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台風24号に警戒を。洞爺丸台風と似ている。北海道が警戒を。

台風24号が明日九州に接近。
その後速度を速めて日本列島を縦断しそうだ。
急速に速度を速めた台風と言えば64年前の洞爺丸台風を思い出す。

 

洞爺丸台風(台風15号)は次のような台風であった。

 

1954年9月18日。カロリン諸島付近で台風15号は発生した。今回の台風24号と全く同じ場所である。
しかし台風はその後弱まり熱低となった。そして23日には復活し再び台風となった。992ヘクトパスカル
台風15号は965ヘクトパスカルまで発達し、26日朝九州の大隅半島に上陸した。その後中国地方を縦断、日本海に出た。

 

ところがここからが大変だ。日本海に出た台風15号は速度を速めて一時は時速100キロに達した。さらに勢力を増し、その日の21時、956ヘクトパスカルで北海道に再上陸、速度を急速に弱めて自足時速40キロ。あれよあれよという前に北海道を襲ったこの猛烈な台風で、北海道では大災害となった。

 

中でも有名なのは、まだ早いから大丈夫だろうとして出航した青函連絡船の洞爺丸。
途中で引き返そうとしましたが、間に合わず風速50メートルを超える猛烈な風で転覆。修学旅行の高校生を含むたくさんの乗客が亡くなられた。大しけでの救助は不可能だったからだ。

 

なぜこのような事態になったのか。謎であったが後に分析した結果によると。
九州に上陸して中国地方を縦断した台風は勢力を弱めて日本海に出た。その時は熱低になっていた。ところが時速100キロという偏西風に乗って、熱低爆弾低気圧と変化をしたのである。台風は海水温度の低い日本海では発達はしない。

 

しかし爆弾低気圧はその構造が違う。低温でも急速に勢力を強めることがあるのだ。
その結果九州に上陸した時よりもさらに勢力が強まって北海道に再上陸したのである。
北海道では風速60メートルを上回る暴風雨に見舞われ、大火まで起こった。

 

これらの状況が台風24号と似ている。コースも似ている。
北海道では厳重な警戒が必要です。あっという間にやってくる台風であることを忘れないでください。

北海道は先日の地震に続いて災害の2連コンボになるかもしれない。道民の方が、地震からの復興を願って、このような替え歌を作って気合を入れている。どうか被害が最小化してほしい。

#ダパンプUSAの替え歌 #DOSANKO #DSK #北海道復興応援 - YouTube

 

静岡の長老が言うには、
「大騒ぎする台風は大したことはない。突然やってくる台風が怖いのだ」と。
台風の速度が速くなる時は台風の東側の風にその速度が加わるので強くなる。
特に関東地方は突風に注意を。風速50メートルを超える猛烈な風が吹く。先日の台風21号の大阪での被害などくらべものにならないくらいだ。関東地方では風に飛ばされないように注意を。

 

このような状況の中、また台風25号がカロリン諸島で発生した。
10月の連休を狙って日本に近づきそうですよ。一難去ってまた一難か。