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ファインスタイン民主党上院議員、フォードさんからの手紙全文を公開でも、どこか怪しい

ファインスタイン民主党上院議員、フォードさんからの手紙全文を公開でも、どこか怪しい
 
 

原文はこちら

https://www.axios.com/brett-kavanaugh-christine-blasey-ford-feinstein-letter-9337f417-1078-4334-8a81-c2b4fc051f99.html

 

 このリンク記事にはフォードさんからのものだとされる手紙の全文がPDFファイルで添付されているのですが、理由詳細は省きますが、私にとってPDFファイルの英文を日本語訳するのはめんどうなので、概要を述べるにとどめます。

 この手紙では以下のことが述べられています。

①事件はフォードさんとカヴァノー氏と他3人がメリーランド郊外のある家の中で起こったこと。
②フォードさんへの性的暴行はカヴァノー氏と彼の親友のマーク・ジャッジの二名により行われた。
③彼らの犯行の詳細。
④彼女がこの犯行について地方政府代表に相談したこと。

 そして、この手紙はタイプライターで打たれたか、パソコン上でワープロソフトで作成された電子ファイルのいずれかと思われます。

 さらに、通常、手紙を作成した本人が自筆署名を記入する部分には黒塗りが施されています。

 この手紙、①を述べてカヴァノー氏の友人から表明された、フォードさんとカヴァノー氏が同席したパーティは開催されたことがないという証言を巧みに外しています。

 また、④と述べて、トランプ大統領が述べた「彼女はまずは地方政府のしかるべきところに相談すべき。」という発言に対しても「ちゃんとやることやっていましたよ。」と応答しています。

 で、活字を見るとこれはタイプライターじゃないですね。パソコン上のワープロソフトで作成したものです。ですから、後でいかようにも変更ができるものです。

 最後に、署名のところが黒塗りにされているので、これが本当のフォードさんの直筆署名入りのまぎれもなく彼女が書いた本物かどうかの判断ができません。

 どうも胡散臭いですね。

 共和党側の反論を受けてそれにきちんと対応できるように文書を後で作成したため、本来フォードさんの直筆署名があるべきところを黒塗りしてごまかさざるを得なかった可能性がプンプンします。

 黒塗りの部分に何が書かれていたかを調べる技術はあるので、共和党はこの黒塗りの部分にフォードさんの直筆署名があるかどうか確認する必要があります。

 フォードさんの直筆署名らしきものが発見されたなら、それが本当にフォードさんのものかどうかの筆跡鑑定も必要です。

また、ファインスタイン上院議員事務所のパソコン内の当該文書ファイルを調べ、最新更新日を確認する必要があります。

 こういう作業の後に初めて、この手紙がフォードさんがファインスタイン上院議員に7月に送ったとされる手紙かどうかが判断できますし、その後の改竄がなかったかどうかも確認できます。

 そうなると、どうしても時間がかかりますね。

 しかし、こういう作業をしないとカヴァノー氏の身の潔白が証明できないので、やるしかないですね。
 
 
 で、カヴァノー氏にもう一つ性的不品行疑惑が持ち上がりました。

https://www.axios.com/brett-kavanaugh-second-accuser-ronan-farrow-34c2f776-27ba-47bc-b008-2ef3e4e5fc2a.html

 

 カヴァノー氏がイェール大学在学中にデボラ・ラミレスさんという女性の目の前で”ピー(警報!放送禁止用語です!)”をぶらんぶらんさせたそうです。

 これが本当なら強制わいせつ罪確定です。

 現段階では、ラミレスさんがこういう告発をしたという段階で、事の真偽は吟味されていませんから、今後の推移を見ていくしかありません。
 
 
 いずれにしても、両方の告発の事の真偽は別として、カヴァノー氏の承認投票がさらに遅れるのは必定のようです。