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同盟、ローゼンスタイン追い落としに向けて最後の仕上げ? ローゼンスタイン解任観測記事流れる

同盟、ローゼンスタイン追い落としに向けて最後の仕上げ? ローゼンスタイン解任観測記事流れる
 

原文はこちら

http://www.foxnews.com/politics/2018/09/24/deputy-ag-rosenstein-heading-to-white-house-expecting-to-be-fired-sources-say.html

 

抄訳はじめ

ローゼンスタイン司法副長官、ホワイトハウスからの解任に直面 情報筋が述べる

 トランプ大統領に対する盗聴と米国憲法修正第25条を発動して彼を大統領職から排除することを昨年提案したという報道が明るみになったことを受けて、ロッド・ローゼンスタイン司法副長官がホワイトハウスからの解任の危機に直面していると複数の情報筋がFOXニュースに語った。

 ローゼンスタインは、2016年の大統領選挙におけるロシアの妨害疑惑についてのロバート・ミュラー特別検察官の捜査を監督しており、金曜日のニューヨークタイムズでのこの爆弾報道を否定している。

 タイムズの報道を受けて、民主党はトランプに対し、ローゼンスタインを解任しないように警告した。もし、ローゼンスタインが職を解かれることになれば、アメリカ合衆国訟務長官ノエル・フランシスコがロシア疑惑の捜査を監督することになるだろう。

 ニューヨークタイムズは、ローゼンスタインが司法省とFBI職員との会議の中で、トランプの言動を録音するために盗聴器を仕掛け、彼を大統領府から排除することを議論していたと報じた。このような謀議はジェームズ・コミ―がFBI長官の任を解かれた騒動の数日後に行われ、大統領はローゼンスタインによって手書きされたこの謀議に関するメモについて部分的に言及しているようだとも報じられており、ローゼンスタインは不意を突かれた形になっている。

 タイムズによれば、ローゼンスタインの提案が実行に移された形跡はなく、ローゼンスタインが提案を行った時の内容の深刻さの度合いも不明であるとのことである。

 この謀議が行われた部屋の中にいた一人がFOXニュースに語ったとろろによれば、「ローゼンスタインの述べたことは辛辣であったが大統領との会話を録音しようとするいかなる意図も議論されなかった。」とのことであった。

 さらにまた、ワシントンポストは、ローゼンスタインはマッケイブが大統領の捜査を進言すると、皮肉をこめて、「アンディ(訳注:FBI副長官アンドリュー・マッケイブの愛称)、君は何がしたいんだい?大統領を盗聴するのかい?」と言ったと匿名の個人が述べていると報じた。

 タイムスは他の情報筋の話として、ローゼンスタインは深刻な状況にあると報じた。
 ローゼンスタインはここ数か月間共和党のターゲットにされている。6月には、ノースカロライナ州選出のマーク・メドウ共和党議員ならびにオハイオ州選出で下院の保守的なメンバーで構成されるフリーダム・コウカスの議長であるジム・ジョーダンが、ローゼンスタインに対する五つの弾劾決議案を提出している。

 これらの弾劾決議案は、ローゼンスタインが、議会による召喚要請に応じる事態にならないよう、また、外国情報監視法(FISA)の侵害行為を隠蔽するために、文書類と情報を意図的に議会の目に触れないようにしていると告発していた。これらの試みは下院司法委員会に諮(はか)られているが、まだ投票には至っていない。

 トランプによってジェフ・セッションズ司法長官に次ぐ司法省ナンバー2として指名される前、ローゼンスタインはメリーランド地区の米国検事として奉職していた。ローゼンスタインは、昨年、セッションズからロシア疑惑の捜査を引き継いでいた。

抄訳終わり
 
これより私見です。

 同盟がローゼンスタインに的を絞って彼の追い落としを図っていることは確かなようです。

 ただ、本日のFOXニュースの報道で明らかにされた事実を検討してみると、ローゼンスタインがトランプ大統領の会話の盗聴を持ちかけたという話は、どうも彼のマッケイブに対する皮肉めいた冗談が誇張されて伝わっただけということのようで、彼が実際に意図的に盗聴を持ちかけたということではないようです。

 また、本日の報道では、彼が米国憲法修正第25条を発動させて大統領の追放を図ったという話が一切出てきていません。この噂が本当なのかガセネタなのか不明のままです。

 そして、複数の共和党員が、彼が不都合な情報の隠蔽を図っていると告発して、弾劾決議案の議会への提出を連発していますが、嫌疑不十分でこの決議案の採決には至っていないというのが現状のようです。

 同盟としては、封印されたカバールの起訴状の開封に踏み切りたい一心でローゼンスタインを何とか排除しようと様々な画策をしていますが、どれも核心に迫る証拠不足でローゼンスタインを攻めあぐねているというのが現状のようです。

 同盟側がローゼンスタインの①盗聴疑惑②米国憲法修正第25条発動によるトランプ追放画策疑惑③情報隠蔽疑惑のうちどれか一つでも明白な証拠を突き付けない限り、ローゼンスタインの解任には持ち込めません。

 同盟の今後の動きに注目です。