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ファーストアセンショナーへの道 仏弟子の方法論その30 「私」から離れ貪欲と欲の違いを理解する

ファーストアセンショナーへの道 仏弟子の方法論その30 「私」から離れ貪欲と欲の違いを理解する

  イシュター・アンタレス著「意識の量子飛躍11:11アンタリオン転換」によると、イベント後にまずアセンションのファーストウェーブが起きるとされます。このアセンションのファーストウェーブを起こすにはアセンションへの準備が整っている1,000〜2,000人のボランティアが必要とされます。

  当然、自らの内に大量のネガティブエネルギーを抱えている状況では波動が重過ぎ、ファーストアセンションは困難です。自らの内のネガティブエネルギーを一掃し、光の存在としての準備が整っている必要があります。

  ブッダは自らの内のネガティブエネルギー(煩悩)を一掃して悟りを得た存在(アセンデッドマスター)に至る方法を見出し、アセンデッドマスターとなりました。そして、悟りに至る道を体系化してその方法論を仏弟子たちに伝えました。

  本連載では、ファーストアセンショナーを目指すみなさんに、ミャンマー仏弟子ウ・ジョーティカ氏が記述した悟りに至る方法を紹介し、皆さんの内のネガティブエネルギーを一掃するお手伝いをしたいと思います。

  第三十回のテーマは「私」から離れ貪欲と欲の違いを理解するです。以下に、ウ・ジョーティカ氏の文章を引用します。

 必要なものと欲しいもののあいだには、たいへん大きな開きがあります。欲しいものには限度がありません。本当に必要なものはとても少ないのです。

 自分の心を理解し、
 この貪欲を理解して手放せば、
 人生をとてもシンプルで易しいものにすることができます。
 人生はもはや、ひどい重荷ではなくなるのです!
 実際、人生の負担はそれほど大きなものではありません。
 貪欲の負担のほうが大きいのです。
(ウ・ジョーティカ著、魚川祐司訳「自由への旅「マインドフル瞑想」実践講義」新潮社の234~236ページから抜粋して引用)

 まあ、昨日も長々と話しましたが、要は”貪欲”から”貪”を取りましょうということです。どうしても生活していく上で、光のワークをしていく上で”欲”は必要ですから。

 ”貪欲”を全部取ってしまって”無欲”になってしまうと何もできなくなってしまいます。世俗の仕事も光のワークもできません。

 ブッダの修行をやるとわりと”無欲”になってしまうので注意が必要です。出家して生きるなら”無欲”の方がいいんですが、娑婆(世俗社会)で社会に役に立つとか光のワークをやるには”貪欲”は邪魔ですが”欲”は必要です。

 要は”欲望”に支配されてしまってこれに引きずり回されている状態が”貪欲”、”欲望”を自由自在に使いこなして自分に家族に社会に役立てるのが”欲”ということです。

 私たちの”貪欲”モードを”欲”モードにするには、内面を観察して”貪欲”を見切って一旦これから離れて”無欲”になり、”欲望”を支配して自分の道具として使いこなせるようにするということです。

 私の経験からすると、内側を見て、肉体的自我が満ち足らずに何かを欲している様子をしっかりありのままに見て、それをありのままに受け入れることです。
 そうやって抑圧された無意識領域を意識化することです。
 こうすると欲望が大人しくなります。
 満ち足りてきます。
 こうなれば欲望は制御可能なほどに穏やかになるので、欲望が発生して活動する様子を逐次モニタリングしていれば、暴走することはありません。

 ”欲”そのものは善くも悪くもありません。これを上手に使いこなせるようになって光のワークに励みましょう!