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カヴァノー承認投票は予定通り行われる方向へ カバールの告発は尻すぼみに

カヴァノー承認投票は予定通り行われる方向へ カバールの告発は尻すぼみに

 

 

原文はこちら

http://www.foxnews.com/politics/2018/09/18/feinstein-blames-gop-after-kavanaugh-accuser-stays-mum-admits-cant-say-everythings-truthful.html

 

抄訳はじめ

 

民主党のファインスタイン上院議員、カヴァノーに対する告発者が沈黙を保つ後も共和党を非難するも、「私は全てが真実だとは言えない。」と認める

 

 上院司法委員会の民主党部会長ダイアン・ファインスタインは火曜日、カヴァノー連邦最高裁判事候補者に強姦されたと告発したクリスティーン・ブレイシー・フォードが来週月曜日にヒアリングを受けるに際して、共和党が彼女に接触できないでいることを非難した。一方で、共和党指導部は、再三に渡り彼女に接触を試みたと主張し、ファインスタインが援助を拒否したと非難した。

 

 ファインスタインはフォードの告発の信憑性を保証しつつも、彼女がフォードの主張が完全に真実であることを保証できないことを認めた。

 

 ファインスタインはFOXニュースに火曜日、こう語った。「私は何も言っていない。私は民主党のリーダーとして、誰も彼女あるいは彼女の弁護士を呼ばないのは非常に悪いことであると考える。私が承知しているのは彼女がeメールアドレスを持っているということである。彼女がこの件で深く衝撃を受けていることをご理解願いたい。現時点では、私は全てが真実であるとは言えない。私には分からない。しかし、私は、あなた方が彼女の弁護士に接触したことは承知している。」

 

 共和党議員は、FOXニュースに対し、彼らがフォードの弁護士にeメールとヴォイスメールを送信し、このカリフォルニアの大学教授と公開あるいは非公開でヒアリングセッションを開くことを提案したと述べた。この女性は、7月に、ファインスタインの事務所に匿名で、35年以上前にカヴァノーが彼女を強姦した詳細を伝えたメールを送付した後、日曜日にカヴァノーの告発者として公になった人物である。フォードに近い人物は、ニューヨークタイムズに対し、この告発者は首尾良く隠れており、彼女と彼女の家族に対してプライベートな安全が確保されていると語った。

 

 上院司法委員会のチャック・グラスリー委員長はフォードの告発に関する月曜日のヒアリングは、もし彼女がこちらの招請に対して応答しないのであれば拒絶することになると警告した。

 

 私見として、ファインスタインはフォードのヒアリングへの参加は必要不可欠であると認めた。

 

 「私は人々が彼女をヒアリングの場に立たせることを希望する。私は彼女の弁護士が彼女を公の場に立ち戻らせ、事態を収拾することを望む。」とファインスタインは火曜日遅くに彼女が事務所を後にする時に発言した。彼女はまた、FOXニュースに、「もしフォードが証言をしないのであれば、私はあなた方にカヴァノーの承認に対して衝撃となることを語ることができない。」とも語った。

 

抄訳終わり

 

 

 

これより私見です。

 

 前にも申し上げましたように、カバールの大量逮捕に引き続いて、カバールたちの公正な裁判を表ルートで行うには、連邦最高裁判事のメンバーの少なくとも過半数が同盟派の判事で占められている必要があります。

 

 今までは、中間派のケネディー判事を除くと同盟派とカバール派の判事数が同数で、重要な裁判では、同盟側に有利な判決が出たり、カバールに有利な判決が出たりしていたのです。

 

 その後、ケネディー判事が引退を表明したことにより、同盟が、同盟派の連邦最高裁判事過半数を確保できる千載一遇のチャンスが訪れ、トランプ大統領は候補者としてブレット・カヴァノー氏を指名しました。

 

 しかし、カヴァノー氏が正式に連邦最高裁判事に就任するには、上院での投票で承認を受けなければなりません。

 

 で、上院での採決に至るには、まず、上院司法委員会での投票で承認を受けなければならないのです。

 

 ということで、このままでは裁判で不利な判決を下される可能性があるカバールたちは、必死にカヴァノー氏が連邦最高裁判事に就任することを妨害し、最低でも就任を先延ばしにしようとしているのです。

 

 ですから、カバールは、カヴァノー氏の真偽不詳の醜聞を持ち出してきて、9月20日に予定されているカヴァノー氏に対する上院司法委員会での承認投票を遅らせようとしているわけです。

 

 で、結果はどうかというと、カヴァノー氏に強姦されたとしてカヴァノー氏を告発したとされるフォード氏は雲隠れして出てこないわ、フォード氏の告発を頼りに共和党を攻撃していた上院司法委員会における民主党のボス、ファインスタイン女史が「全てが真実であるとは言えない。」と認めてしまうわでカバールの攻撃はすっかり尻すぼみになっているという状況です。

 

 そういうわけで、二転三転した上院司法委員会でのカヴァノー氏の承認投票は、予定通り9月20日に行われる可能性が俄然高くなってきました。

 

 トランプ大統領が機密解除を命じた文書については、司法省が突貫工事で解除準備を進めているようですし、事態は同盟のスケジュール通りに進んでいる情勢です。

 

 共和党議員も「お前らお役所仕事で開示が遅れたら承知しないぞ。」と釘を刺しているので、司法省もFBIも遅滞なく作業を進めることでしょう。

http://www.foxnews.com/politics/2018/09/18/declassification-russia-probe-docs-underway-after-trump-order-congressional-sources-fear-red-tape-delay.html

 

 ここで、congressional sources fear red tape delayというのは直訳すると議員の情報筋はお役所仕事による遅延を恐れているという意味ですが、全体の文章を読むと、議員たちがしっかり司法省とFBIの役人の尻をたたいているということですから、できる限り早急に機密文書の開示が進むと思います。