希野正幸のインフォブログ

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ネタバレカバール 昔々、カバールはカヴァノー案件と同じ手口使って失敗したとさ

ネタバレカバール 昔々、カバールはカヴァノー案件と同じ手口使って失敗したとさ

 

 

原文はこちら

https://www.axios.com/joe-biden-brett-kavanaugh-anita-hill-supreme-court-32b31b56-d405-4f3a-97dc-512f223fb0b7.html

 

抄訳はじめ

 

ジョー・バイデンによるカヴァノー承認投票の延期要求はアニタヒルの法廷証言を思い起こさせる

 

 元副大統領ジョー・バイデンは月曜日、民主党議員とともに上院司法委員会に出席し、最近持ち上がった強姦疑惑を受けて、渦中の連邦最高裁判事候補者ブレット・カヴァノーの承認投票の延期を要求した。

 

 バイデンは国中の議論の渦中へと自ら飛び込むこととなった。というのは、彼が1991年に連邦最高裁判事候補者クラレンス・トーマスの承認に関して議事運行を仕切っていた時と今回のケースは類似しているのである。トーマスもまた、強姦疑惑で告発されていた。しかも、トーマスが以前雇用していたアニタヒルによって。

 

 上院司法委員会の男性メンバー全員がオクラホマ大学の法学教授であるアニタヒルに厳しい質問を浴びせた。彼女はトーマスが、彼女が彼のために米国教育省ならびに雇用機会均等化委員会で働いている時に望まざる性的進展を強いられたと主張した。委員会は彼女に証言に疑いをかけ、トーマスは告発内容を否定した。

 結局のところ、バイデンはトーマスに対して反対票を投じたものの、トーマスは連邦最高裁判事として承認されることとなった。報告では、バイデンは激しい質問を和らげることも議会の空気を平静に保つこともできなかったという。

 

抄訳終わり 

 

これより私見です。

 

 AXIOSは米国東部時間で月曜日の午前10時から、日本時間で今日の午前0時からカヴァノー、フォード両氏の聴聞を上院司法委員会で行うと報じていたのですが、FOXの最新情報によると、聴聞は来週にずれ込むようです。従って、9月20日木曜日に予定されていたカヴァノー氏の連邦最高裁判事就任の是非を問う投票は延期されることが確実となりました。

http://www.foxnews.com/politics/2018/09/17/kavanaugh-ford-invited-to-senate-judiciary-hearing-thursday-vote-delayed-sources-say.html

 

 で、FOXはカヴァノー氏に強姦されたと主張しているクリスティーン・フォード氏について詳細を報じています。

http://www.foxnews.com/politics/2018/09/17/who-is-christine-blasey-ford-professor-who-accused-brett-kavanaugh-sexual-misconduct.html

 

 彼女がカリフォルニア州にあるパロ・アルト大学の治療心理学の教授であることは間違いないようです。

 

 そして、彼女の旦那さんがワシントンポストに語ったところによると、彼女は2012年に心理療法のセッションを受けていて、そこで、彼女が二人の少年によって部屋に閉じ込められ、一人にベッドに押さえつけられて辱めを受け、叫び声を上げないようにさせられたと語ったそうです。

 また、彼女がしきりにカヴァノー氏の名前を用いており、カヴァノー氏が連邦最高裁判事候補者にノミネートされたのを聞いて叫び声を上げたとのことです。

 

 また、彼女はこの件に関して嘘発見器のテストを受け、この件について嘘を語っていないという結果が出たそうです。 

 

 これだけでは、彼女が本当にカヴァノー氏に過去に強姦されたかどうかは分からないですね。

 

 嘘発見器の場合も本当の事実を語っている場合でも、本人が本当だと思っている妄想を語っている場合でも”彼女は本当のことを言っている”という結論になってしまいます。

 

 この状況だと、男性優位の委員会の聴聞ではデリカシーを欠いた手ひどい質問を矢継ぎ早にフォード氏が受けてひどく取り乱し、やはりこの女性は精神がおかしい、よって、彼女の証言は疑わしいということで、カヴァノー氏の言っていることが正しいという結論になってしまうのではないでしょうか?事の真偽に関わらず・・・。

 

 同盟の作戦進行上はカヴァノー氏の勝利は確かに必要なのですが、どうなんでしょうね?こういう性的虐待案件の事実解明の手法は今後、もっと被害者の痛ましい心情に寄り添った配慮の行き届いたやり方を模索しなければならないのでしょうか?被害者が女性であっても、男性であっても、少年少女であってもです。