希野正幸のインフォブログ

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激しさを増すカバールの反攻 米最高裁判事承認延期 トランプ元選挙参謀罪を認めミュラーと司法協力へ

 トランプ大統領ケネディ連邦最高裁判事の引退を受け、後任にブレット・カヴァノー氏を指名しました。カヴァノー氏は上院での承認を受けて正式に最高裁判事に就任することになりますが、上院では民主党議員による抵抗が激しく、上院での承認投票が予定より一週間延期される見通しとなりました。

https://www.catholicnewsagency.com/news/kavanaugh-vote-delayed-by-one-week-95156

 

Brett Kavanaugh

 

 また、トランプ大統領選挙参謀であったポール・マナフォート氏は、秘密銀行口座を保有していたなどの罪で起訴されていましたが、これに加え、ウクライナ人の顧客の求めに応じて、法律で定められている司法省への報告をせずにこのウクライナ人のためのロビー活動を行っていた罪を新たに認め、ロシアートランプ疑惑を捜査しているロバート・ミュラー特別検察官との司法協力に転じ、ミュラー特別検察官に何やら彼が握っている秘密を語り出した模様です。

 明らかになっているところでは、親ロシア派のウクライナ人の顧客の求めに応じて、ウクライナ政権支持者であるオバマ政権時代の政府上級職員が反ユダヤ主義者であるとの偽情報を流そうとしていたようです。

https://www.axios.com/read-manaforts-cooperation-agreement-120224de-f65a-40e1-92e5-99f403e492cb.html

 

Paul Manafort

 

 

 

 カバールの大量逮捕を表ルートで合法的に進めるには、ローゼンスタイン司法副長官やレイFBI長官のような司法省やFBIに巣食うカバール派職員の排除と連邦最高裁判所判事の多数派工作が必要です。

 

 先日、中立派のケネディ最高裁判事が引退を表明したことから、トランプ大統領が後任に指名したブレット・カヴァノー氏が無事、最高裁判事として上院で承認されれば親トランプの最高裁判事が多数を占めることになりますが、上院では激しい民主党議員の抵抗を受け、すんなりと事が運んでいません。

 

 一方、マナフォート氏はトランプ大統領の選挙顧問をしていた人物で、強欲なビジネスマンであったトランプ氏の側近であっただけあって、金もうけのためにいろいろと汚いビジネスをやっていたようです。万が一、マナフォートしと繋がっていたウクライナ人がロシアのスパイで、このウクライナ人から流れたお金がマナフォート氏を介してトランプの選挙資金に補填などされていたら、カバールに攻撃の口実を与えることになり、トランプの弾劾にも繋がりかねません。

 

 さて、同盟は降りかかった火の粉を払うことができるでしょうか?

 

 それとも、更なる炎上爆弾をカバールへ投ずることになるのでしょうか?

 

 今後の動向に注目です。