希野正幸のインフォブログ

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【FSS】AKDの正式な国家騎士団・ゴーズ騎士団!!

突然ですが、皆さんは、AKDの正式な国家騎士団をご存知ですか?

AKDの国家騎士団は、実はミラージュ騎士団・・・では、ありません。

対外的に、公式な国家の騎士団は「ゴーズ騎士団(ゴッズ騎士団)」とされています。

今回は、どうにも地味で日陰者な印象のゴーズ騎士団にスポットを当てていきたいと思います。

それではいってみましょう。

そうなんです。AKDの正式な国家騎士団は、ゴーズ騎士団なんです。

国家騎士団といえば、フィルモアのノイエ・シルチス、
ハスハのAP騎士団、クバルカンのルーン騎士団などが、有名です。

実は設定上、ミラージュ騎士団は、アマテラスの私設騎士団とされています。

全てアマテラスのポケットマネーで運営され、国庫は使用されていません。

ミラージュのMH(新設定ではGTM)や各装備に税金は使われていないんです。

KOGことマグナパレスの製作から、飲み水の支給までぜ~んぶ、アマテラス陛下のポケットマネーです。

言うなればミラージュ騎士団は「アマテラス個人が集めた騎士集団」なんです。

設立には剣聖デイモス・ハイアラキも立ち会い、名だたる実力者が勢揃いしています。

そんなミラージュ騎士団を、対外的に各国は「アマテラスの式典騎士団」と揶揄しています。

本当のミラージュの恐ろしさを知る騎士は、ごく一握りということですね。

そんな中でAKDの正式な国家騎士団として存在するのが、ゴーズ騎士団です!

剣術指南役にヌー・ソード・クラファイトを迎え、使用MHはブラッドテンプル。

最新設定では、ミラージュ騎士団と同じグリットブリンガー(旧クロスミラージュ)を使います。

正直、設定公開されたときは驚きました。

あの、ゴーズ騎士団がミラージュマシンですよ!?

超ハイスペックなミラージュマシンが、ゴーズの一般的な騎士用に提供されるなんて、凄いことです。

ゴーズ版グリットブリンガーは、ゴーズ騎士でも扱えるように、デチューンされているのかも知れません。

ともあれ、一流の騎士と装備を持つ、AKDの代表騎士団はゴーズ騎士団なのです。

ですが、長い連載の中でゴーズ騎士団には苦難が待ち受けております。

初めて名前が登場したのは、旧コミック3巻です。

しかしながら、時系列的にいって、ゴーズの初登場はサリオンが起こした王朝動乱です。

アマテラス不在のフロートテンプルで、ミラージュ左翼大隊(レフトナンバー)が大規模な反乱を起こしました。

宮廷騎士団であるゴーズは、これを鎮圧するべく戦闘し、多数の死傷者を出します。

各国のエース級を集めたレフト勢が相手では、流石にゴーズでは歯が立ちません。

ゴーズは、正真正銘の一流騎士の集まりですが、超一流ではないのです。

さらには、封印が解除されて悪魔が出現、ブラッドテンプルが出動して宮殿内戦闘かと思いきや、

なぜかイレーザーパワーが消失して、全MHが停止する事態になってしまいます。

それから、ゴーズ騎士団はレフトナンバーのシャフトとズームに手当たり次第殺されてしまいます。

突き抜けた強さを持つ者(物語の主要キャラ)が相手だと、全く勝負にならない。

ここから、悲しいかな「やられ役ゴーズ」は始まるのです。

それでも、汚名返上のチャンスが巡って来ます。

シーブル軍と湿地で睨み合うAKDに、ウォンドルシークからゴーズ騎士が三名駆けつけます。

ウォンドルシークとは、AKDの外にある直轄地(植民地)だったと記憶しています。

ライバッハ以下三名、ブラッドテンプル三騎を持って急遽参戦。

AKDのMH数が四騎に。

ルンのシュペルターはまだまだ参戦に時間がかかる中で、この三騎の到着はデカい・・・ハズでした。

ですが、ケーニヒのヴァイ・オ・ラとマエッセンの青騎士に数で勝るも惨敗です。

またしても、今度はMH戦で全く勝負にならない内容での敗退を喫します。

見てて、逆に気持ちの良いくらいの見事なやられっぷりです。

FSSという作品は、「異彩を放つ才能たちの煌めき」が物語を紡いでいますが、一般キャラのなんと儚いことか。

ちなみに、この時ウォンドルシークから来たブラッドテンプルは、デザインが新しいですね。

宮殿内に配備されていたものとは装甲が異なり、こちらもまたカッコいい!

ただ、重砲から歩兵たちを守ったあと、ケーニヒに瞬殺されてしまいます。

格の違いというのは、本当に切ないですね。

作中の扱いも徹底していて、ゴーズ騎士団は「ミラージュの前座」なんです。

例えば、アーレン・ブラフォードは、行儀見習いとして最初はゴーズ騎士団で働きました。

ゴーズで大騎士団の団員としての経験を積んで、ミラージュ騎士団に正式加入しました。

こうした登用はよくあるようで、ここでも、ゴーズ騎士団は前座扱いです。

そんなゴーズ騎士団が、4000年代には、なんと星団最強の騎士団へと成り上がります。

それは、アマテラスが星団統一を成し遂げたあと、ユーパンドラ・ライムに全てを譲って隠居したからです。

名だたる騎士団を壊滅させたミラージュも、同時に表舞台から姿を消してしまいます。

ミラージュが去ったあとの世界に君臨したのが、ゴーズ騎士団だったのです。

ジョージョ長官によって、肉体を機械と薬物で強化された、悪夢のような騎士団の誕生です。

使用MHもブラッドゴードやインペリアルゴード、接収したKANなども使ったようです。

ゴーズ騎士団は、星団統一後に始まったユーパンドラの圧政の尖兵として、弾圧の限りを尽くします。

強者なき世界で、繰り上がり当選をしてしまったのです。う~ん、またしても切ない。

世界の頂点に立ったファティマとして、ユーパンドラが何を思いゴーズを率いたのか?

一つ言えるのは、4000年代には、多くの騎士の力がかなり弱体化していると思われるのです。

ゴーズはそれらの弱体化を機械と薬物で補い、反AKDの騎士たちは生身で戦い苦戦します。

こうした「血の衰え」が意味するものが果たして何なのか、やがて明かされるでしょうが、気になります。